2012年5月26日土曜日

東電収益構造に関する報道

東電を悪者とすることに決めて攻撃することにした一部のマスコミが、家庭向け
電気料金から多くの利益を出している収益構造を批判して、叩き始めました。

家庭向け電気料金から収益の大半を得ているということに対しての批判です。

政治家まで連れてきて特集を組み、総括原価方式を批判する番組を展開しています。

「なんと全ての経費に3%の利益を乗せて電気料金を決めているんです!」

と極悪非道のように言いますが、それは世の中の全ての企業がやっていることでは?

効果があるのかないのかわからない粒や、成分のほとんどが水の化粧水など、原価が
ほとんどないものに、莫大な研究費、広告費、利益を好き勝手に上乗せして売っている
企業もたくさんあります。

もちろん万人が利用する独占市場ですので普通の企業とは違いますが、その分多くの
規制や法律のもとで事業を行っているはずです。

独占的な市場で総括原価方式を採用しているのは、電気だけでなくガスや鉄道事業など、
他にもあります。

そしてそれを最大限に酷くしたのが国です。総括原価方式どころか、原価の妥当性など
一切考えずに予算を組んで、足りない分を国債などという名前でごまかして、借金まで
しています。

全ての国民から毎月電気料金の何倍もの税金を徴収し、その中から一般人より遥かに
高額な給料、退職金、年金の他に交通費の免除やら安い社宅やら、考え付くありとあら
ゆる特権を作り上げて享受しておきながら、「東電はけしからん」などと言う議員は、
「自分のことは棚に上げる」いう言葉を知らないのかと思うほどの厚顔です。

そんなに東電が悪いなら国有化すれば良いと思いますが、集めたお金を配るだけの
年金事業すらまともに運営できないのですから、それも無理でしょう。

国策として原発を推進し、万一事故が起きたら国が責任を取るからと電力会社に原発を
やらせておいて、いざ事故が起きたら責任を全て電力会社におっかぶせて、マスコミと
一緒になって電力会社を悪者にしてこきおろす。

これってどうなんでしょうね。