2015年1月9日金曜日

パイン集成材キャビネット制作後記

勢いで作ってしまったキャビネット。

色々な幸運が重なったのと、持ち前のセンスと器用さで奇跡的にうまく出来上がりました。年間を通じた気温や湿度の変化に耐えられるのかはまだ不明ですが…

最大の成功ポイントは、木材をホームセンターで切断してもらったことだと思います。

後からわかったのですが、家具は非常に精密な加工が要求され、1mmのズレが組み上げに大きく影響するらしいです。

当初はソーガイドの威力を過信し、全部自分で切ってやろうと思っていたのですが、長い木材を1ミリの誤差もなく切断するのは、相当難しいと思われます。その工程を非常に精度の高い業務用パネルソーでやってもらうことにしたのは、非常に良かったと思います。設計にパソコンのツールを使って、木材の木取り図を作ったのも幸いしました。

実は大量のカットを効率良く行うために、電動丸ノコの購入も検討していたのですが、日曜大工には過ぎた道具ですし、何より安全を考えると早まらなくてよかったと思います。ノコギリなら切り傷で済みますが、電動丸ノコではアッと思ったら指が飛びます。

3作品の制作を行い、非常に基本的な木工技術は習得できた気がします。道具は揃え始めるとキリがなく、相当な出費になってしまいますが、自分の中で1つの工具は高くても数千円に収めようと考えています。
まだ基本作業に足りない道具としては、ヤスリ、カンナ、ノミと考えています。紙やすりは1枚30円で安いのですが、木口など処理は非常に大変なので、替刃式の小型ヤスリを購入し、棚板の処理を行う予定です。

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