2015年1月4日日曜日

パイン集成材 キャビネット製作7

翌朝重しを乗せた扉はどうなったか様子を見てみました。

かなり直っている。

反りは2ミリ弱くらいまで軽減しています。このくらいなら許容範囲かも。

ここでふと思いつきました。裏面にもニスを塗れば真っ直ぐになるのでは?

ということで3度塗りに入る前に、扉裏面にニス塗り。

塗ってしばらくしてみると、

水平に戻った!!

表面と裏面の反りが均衡して水平になったものと思われます。
これで様子を見て、だめならアングルの取り付けを検討することにします。

窮地を脱したところで、ニス塗りの続きを行おうとしたところ、扉表面の目立つところに塗り残しを発見。横着して指で塗ったところ大失敗。
厚塗りしすぎて曇ってしまい、これを彫刻刀で削り落とすのに小一時間かかってしまいました。木工では手を抜いたり失敗すると、修正作業に多大な時間を要するので、慎重さと丁寧さが必要です。

3度塗り後
4度塗り後
ようやくここまでたどり着きました。道具が少ないとはいえ、こんな単純なキャビネットですら、これだけ手間がかかることを考えると、手作り家具が高い理由がわかります。

棚板の面取りとニス塗りを残して、最終日の夜10時頃に一応完成です。丸8日間かかりました。



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