2019年7月31日水曜日

黄昏調査9日目

7月最終日。本日の調査。
気温31℃、晴れ(雲多)、風ほぼなし。
薮蚊対策をして17時30分ポイント到着。いつもと変わりなし。
捕っても捕ってもオニヤンマ。
昨日発見したポイントへ移動。
既に数頭ヤンマが飛んでいる。が、オニヤンマっぽい。
一応ロッド全開で捕獲を試みるが、2回かすったものの捕獲は失敗。
5mロッドの扱いがまだまだです。
周辺をさらに探索。ヤンマの気配なし。
スマホを忘れたので時刻がわからない。
薄暗くなって少ないヤンマの気配もなくなったので駐車場へ戻ると18時45分でした。
やはりマルタンヤンマやネアカヨシヤンマがどういう場所でどんな飛び方をするのかを実際に確認しないと、探すのも捕まえるのも難しいように思えてきました。
そもそもこの里山には生息していない可能性もありますが…。

2019年7月30日火曜日

黄昏調査8日目

晴れ。気温31度。風2m。少し雲はあるが明るく青空が見える。
17時半ポイントに到着。相変わらず低い所をオニヤンマが行き来している。
シオカラやオオシオカラがいるが数は少なく、2,3頭というところ。
18時前になってもヤンマは現れない。以前はノシメトンボと共に乱舞していたヨシ原上空にトンボが全くいない。長梅雨でトンボがいなくなった?
待っても現れそうにない気がしたので、付近を散策。カブクワは相変わらず。
ヨシ原を横断して反対側へ向かうと、上空を飛翔する大型のヤンマを発見。
後を追っていくと、いつもは通り過ぎている林縁が途切れて、斜面に葛などの草が生えた非常に狭い範囲の上空を旋回するヤンマが5,6頭は見えます。
オニヤンマの他に細身のヤンマや中型のヤンマも混じっている。ヤブヤンマかクロスジギンヤンマ!?
上空を旋回しながら低いところに降りてくることもあり、捕獲できそうです。
林縁に沿うように細い道があるので、その道から上を狙えます。
ロッド網全開で通り過ぎるのを待ちます。両端に背丈ほどの草があるので見通しは悪く、軌道予測が難しい。しばらく上を見上げてチャンスを待っていると、

なんか、かゆい!

強力な虫除けをしているのに、腕に痒みが。顔、首、手は大丈夫ですが、虫除けを塗っていない腕を覆う蚊帳着の上から刺してきます。とても耐えられず退却。
いつもの場所へ戻りますが、やはりヤンマはいません。
エサとなる蚊やノシメトンボが減り、ポイントが変わったと考えられます。
新たなポイントがわかったので、藪蚊対策を強化して明日リベンジか。ポイント開拓は辛い。

2019年7月29日月曜日

黄昏調査7日目

台風が去り、梅雨明け宣言のあった関東地方。
いつもの里山へ調査に出かけました。
日中は晴れていましたが、夕方は明るい曇り。気温も高めでしたが、2~3メートルの風があり、草や木が音を立てて揺れている状況です。
ポイントへ向かう途中、嫌な予感がしましたが、案の定トンボの気配が薄い。
時刻は16:30。
いつものようにハグロトンボがいますが、その他のトンボが全く飛んでいません。
小川沿いで弱々しく飛びたつのはいつものキイロサナエ。
羽がもうボロボロです。
暇なのでヤナギを見て回ります。クワガタは減ったような気がしますが、甲虫は相変わらずです。
5時を過ぎるとオニヤンマ♂がパトロール飛行を開始しました。時折縄張り内で♂同士でバトルをしています。
とりあえず捕獲して観察します。オニヤンマ♂。♀も飛んできて産卵しているようです。♂が♀の頭を尻尾で掴み、つながった状態になりました。そのまま枝に止まり、交尾に入ります。オニヤンマの連結は初めて見ました。
その後も雲が晴れることも風が止むこともなく、黄昏ヤンマが現れる気配が全くなかったので18時に終了しました。




採集旅行その2

前日は17時過ぎまでトンボ捕りで汗だく、ぐったりの状態で17時半にチェックイン。
息子の強い希望で、これからバーベキューです。周りのキャンパーは既に食事を始めている状況ですが、我が家はこれからスーパーへ買い出し(笑)。
国産牧草牛のサーロインを購入。野菜はピーマン、しいたけ、トウモロコシ。

キャンプ場に戻って18時半頃から息子と二人で準備開始です。
奥さんはエアコンの効いたログキャビンで寝床の準備とおくつろぎタイム。

息子はピーマンの下処理を担当。
その間に全てを準備しなければ。コンロにオガ炭を並べてトーチバーナーで着火。放置しておけば準備が終わる頃には火力MAXになります。すぐに米を研いで、ダッチオーブンとユニセラミニバーナーで米4合の炊飯を開始。
少し食卓の準備でも手伝ってもらおうかと室内の様子を見ると、入浴の用意をしながら爆笑している奥さん。

私のパンツが無いらしい。

自分の着替えは自分で用意するよう言われましたが、確かに用意した記憶がない。
汗だくになるからシャツは一枚余計に持っていこうなどと考えたのは上出来でしたが、肝心のパンツを忘れるとは何たる不覚…。昔からお泊りの支度は母親、結婚後は奥さんに頼っていたツケがこんな時に回ってくるとは。

昔一緒に仕事したヘリコプターの操縦士は、天候や急な仕事で急遽泊まりになることも多く、そんな時は下着を前後、表裏で着用することで4泊は可能と言っていたことを思い出しましたが、虫取りで汗だくになったパンツが再起不能であることは容易に想像ができます。仲間を探そうと息子に持ってきたか聞くと、当然という顔で嘲笑される始末。

気を取り直して、とりあえずは楽しく食事です。炭火で焼くトウモロコシは何も味付け無しでも、甘くて美味しい。和牛の炭火焼きは柔らかくてあっさりしていて最高でした。ご飯も上手く炊けていて、息子も奥さんも美味しいバーベキューを堪能したようです。

時刻は20時半。大浴場の終了時刻が意外に早いので、食後はすぐに後片付けをしなければなりません。奥さんが食器洗いを手伝ってくれたので、約30分で片づけを終了してバスタイムです。ちなみに残ったご飯を翌日の朝食として、わかめおにぎりにしました。

お風呂に入って綺麗さっぱり爽快ですが、例の事態に対処しなければなりません。といっても、替えのスラックスを直に履く以外に取れる選択肢はありません。しかし慎重にチャックを閉めて履いてしまえば、意外に違和感がありません。翌日の朝9時には自宅に到着とはいえ、それまで一切のアウトプットを断つことは不可能なことを考えると不安が募りますが…。
洗面所で歯を磨いていると、ふと自販機があることに気が付きました。

なんとそこに下着が!

トイレには紙の自販機がありますが、大浴場には下着の自販機があったのです。
すぐに購入しようとしたのですが、財布が車の中です。

時刻は入浴時間終了5分前

ここまできて、更なる試練が。ここは体力自慢の息子に頼んでダッシュしてもらうしかありません。あっという間に財布を持ってきてくれて、なんとか間に合いました。
普段履かないボクサータイプで700円もする高級パンツになってしまいましたが、仕方ありません。
なんとか1日目のスケジュールをこなし、22時半には就寝です。
翌日は4時に起きて、朝は湯を沸かして豆を挽き、目覚めのアイスコーヒーを堪能。
今年最後になる朝のミヤマクワガタ採集を終えて、大浴場で汗と虫除けを洗い流して、帰路につきました。
今年も山との別れが辛いと現地出発前に涙する息子は、将来どんな大人になるのでしょうか。



2019年7月28日日曜日

台風後の採集小旅行

大人気で予約が難しいキャンプ施設に、7月の夏期講習の予定がわからない時点で予約したにも関わらず、唯一の塾が休みの日に当たるという強運の息子。
翌日は9時から塾のため、現地を早朝にチェックアウトしなければならないという厳しいスケジュールです。
ただ、予定日直前になって台風接近の予報。強運だか不運だかわかりません。
天気予報に一喜一憂しながら、当日を迎えました。午前中に熱帯低気圧に変わった台風は関東を通り過ぎて曇りになるとの予報。6時出発で決行する…のはずが、出発直前にまたもやミヤマクワガタの脱走が発覚。
出発時間を遅らせて捜索です。というのも今回の旅行では、息子は現在飼っているミヤマクワガタは逃がして、代わりに大型ミヤマクワガタを1頭捕獲して飼育する計画だったのです。
結局1時間捜索しても見つからなかったので、諦めて出発です。
道中高速を降りるまでは大雨でしたが、現地のポイントでは青空が。

山中のためオニヤンマが沢山います。クワガタメインですが、ロッド網も持ってきているので、トンボとも戯れます。

オニヤンマ二頭捕り。
大型ミヤマが捕れないとゴールにならないのですが、一発目のキックで割と大き目62ミリのミヤマが落下。これで心にゆとりができます。持ってきたミヤマはここでリリース。

その後、クヌギが二本しかないけど、バラバラクワガタが落ちてくるポイントで良型ミヤマを採集。61ミリと一頭目より少し小さいですが、羽化したての綺麗な個体でこちらを持ち帰ることにしたようです。
さらに宿泊するキャンプ場の森でクワガタ探し。たくさんミヤマクワガタはいましたが、大型個体は発見できず。
ハッチョウトンボを探して15時半くらいから17時過ぎまで谷戸でトンボ捕り。
6,7メートル上空をオニヤンマが飛びます。16時を過ぎるあたりから、オニヤンマに交じって少し細見で尻尾が長いヤンマが出現。目の前を通過してヤブヤンマと確認。

何度かチャレンジして捕獲できました。
ヤブヤンマのオスです。昨年初めて捕獲観察して、これが2回目。
青の複眼、黒地に黄緑と青の体色や、尻尾の模様がなんとも美しい。
ハッチョウトンボはいませんでしたが、黄昏ヤンマが見られてちょっと満足。

2019年7月25日木曜日

黄昏調査6日目午後の部

17時現地到着。
晴れ。気温30℃。湿度50%。風3m。
トンボがいない…。
草と木が揺れるくらいの風が吹いているのが原因でしょうか。
17時半にヒラヒラと現れた少し大きなトンボ

おなじみの老熟したキイロサナエです。

6時を回ると、オニヤンマ1頭に、小川沿いを飛ぶ謎の大型ヤンマ1頭。
寂しい。

こんなにいい夕暮れ時なのに。
黄昏ヤンマが全く飛ばない。風の影響としか思えない。
18時半に撤退。
帰りにカトリヤンマのポイントも見ましたが、19時タイマーは発動せず、こちらも空振り。キイロサナエの捕獲観察ができただけマシですが、連敗で心が折れそうです。
週末、関東は天気が悪そうなので梅雨明けまでは黄昏採集お休みかも。

黄昏調査6日目

塾の疲れもあり、朝が苦手な息子は棄権宣言をしていたので、調査は1人です。
3時半に起きてしまったので、天気予報と空を見ながら夜明けを待ちます。
少し明るくなってきた4時15分。雲はありますが晴れ、気温は24℃と低めで、湿度100%。何はともあれ、とりあえず調査です。
現地に4時30分。霧が出ていて気配全くなし。何のトンボもいません。
相変わらずカブトムシとクワガタはいますが…。


網を持って立っているのが虚しくなるくらい何もいないので写真でもと、少し明るくなってきた朝靄に煙る里山風景を撮っていると来るんです。そういう時に限って。

目の前を蚊を追いながらスーッと飛ぶヤンマ(おそらくヤブヤンマ)。
全く動けず。その後も真上を一頭通過。
3頭は見たと思いますが、その後は全くいなくなりました。
あきらめムードになってきたので、昨年5時半頃にヤブヤンマを捕ったポイントの状態を確認に移動。時刻は5時20分。
ポイントは数週前に草が完全に刈り取られた状態で、同じように湿度が高く、全くヤンマの気配なし。
春~初夏のトンボ観察に比べて成果に乏しく辛い日々です。

夕方は湿度は少し下がり、気温も高そうな予報なので、気力が回復したら行きます。

2019年7月24日水曜日

黄昏調査5日目

朝は曇りで気温が低く中止。
日中は31℃を超える暑さで雲はあるものの晴れ。
夕方は黄昏調査に行けそうです。
息子も新ロッドを試したいので行く気満々。17:30帰宅目標で夏期講習を頑張るとのこと。
予定通りに家を出発し、乱舞の予感にワクワクしながら17:40分頃に現地到着。

あれっ?

空は夕焼けに染まっているのですが、トンボがいない。
気温も26℃はあると思われますが、湿度がすごい(100%か?)。
しばらくして小川の上をスーッと飛ぶヤンマや、目の前を通り過ぎるヤンマがいましたが、見逃しで捕獲できず。
その後上空高い所にヤンマが飛び出しますが、数が少ない。チャンスも少ない。
息子もいるけど高すぎて捕れない状況。
一度ヨシ原の上、目の前を飛び去る小型のヤンマ。かなり青く見えて、羽も茶色っぽくマルタヤンマのような気がしました。
その後19時前にトンボはいなくなり終了。
息子も残念そうです。
夕方カブトムシがブーンと飛んでいたり、クワガタも相変わらずヤナギに沢山いるので、甲虫は楽しめるのですが、ヤンマが捕れない…。

2019年7月23日火曜日

脱走

朝食前の息子が浮かない顔で、「やばい…」と一言。
どうやら飼育ケースからミヤマクワガタが脱走したようです。しかも2頭。
その何日か前にも、私が夜中に起きてリビングの電気を付けてトイレに行って戻ってくると、ブーンという怪しい音にびっくりしたことがあります。部屋の中をミヤマクワガタが飛んでいたのです。注意をした矢先の再脱走。
これまでにも、ノコギリクワガタやオオクワガタの脱走事件は発生していますが…。
玄関の靴の中にいることが多かったのですが、今回はいません。
カーテン、テレビやソファーの裏などを探すが見つからず、息子が夏期講習までの1時間ほど捜索しましたがダメでした。
その後息子は塾へ、私も所用で駅前に出かけました。

奥さんから見つからなかったらクワガタ採集も飼育も禁止!と言われていたので、焦っている息子を笑っていたら、連帯責任でトンボ捕りの禁止令まで。帰ったら探すの大変だなぁと思いつつ用事を済ませました。

帰宅途中で、奥さんからのLINEメッセージが。
「発見コンプリート」
どうやら2頭発見したようです。

考えてみると、これまで脱走したクワガタは全て奥さんが発見しているのです。
我が家の男二人は探し物がまるでダメで、今回も奥さんのお手柄です。
クワガタはどちらもリビングに部屋干ししていた服に隠れていたそうです。
洗濯物を畳もうとハンガーから服を引っ張ったら落下したとか。




2019年7月21日日曜日

トンボ採り惨敗

本日は早朝は気温も低く、小雨。
夕方も気温が低く、どん曇りでしたが、息子と二人でトンボ採りに出撃です。
お昼に息子のロッドが届いたので、息子も試したかったようです。
曇りの日はノシメトンボは飛ばず、ヤンマのみが飛ぶことがわかったのですが、今日のように気温が低く、曇天の場合はヤンマも飛びませんでした。
ハグロトンボはたくさんいましたが…。
結局高所を横切るオニヤンマを一頭見ただけででした。
こんな日でも、ヤナギにはカブトムシにクワガタにカナブンが沢山います。
何年も色々な場所でクワガタを探し回っていた間も、こんな近くにクワガタがいたとは。


2019年7月20日土曜日

成果なし

早朝と夕刻にポイントへ行きましたが、この日も成果がありません。
やはり一度だけ低く飛ぶ黒い弾丸のようなヤンマを目撃しましたが、届く位置ではありませんでした。
梅雨が明けてヤンマの出現が増えるまではダメかもしれません。

2019年7月19日金曜日

マルタンヤンマ!?

本日は曇りの予報でしたが、快晴で気温も上がりました。
黄昏時のヤンマの乱舞を見たいという息子と一緒に出掛けました。
昼間にあれだけ晴れていたのに、夕方は若干曇っています。ただ、明るく気温も25度くらいあったので、ノシメトンボが乱舞していました。
ポイントに到着すると、早々に大型ヤンマが飛んでいます。
捕獲してみるとオニヤンマの♀でした。
その後空には中型のヤンマが出現。
一度だけ5mロッド全開でタイミングがあって捕獲に成功したのですが、捕らえたのはクロスジギンヤンマ♂でした。ハズレです。

そしてこの日、二度ほど黒く見える中型ヤンマをみました。低い所をもの凄い速度で飛翔していました。もしかするとマルタンヤンマ♂だったのかもしれません。

今日は息子がトンボ捕りの最中に滑って、ロッドの部品がなくなるハプニング。ロッド自体は使える状態でしたが、これを機に私と同じロッドを購入することにしました。


2019年7月18日木曜日

カトリヤンマ

昼間に晴れていたので、夕方行けるかと思っていたのですが、地元に帰ってきたら曇天模様。雨も降ってくる始末。とりあえず行けそうな時は行く。
手軽に行けるカトリヤンマが出るポイントに行って来ました。
18時過ぎから周辺を探索しますが何もいない状態が続きます。
19時までにしようと決めて出現ポイントで待機。
雨は止んでいますが、湿度が高く、立っているだけでじっとり汗ばんでくる不快な天候。
空は薄明かりが差していますが、トンボはほとんどいません。
するとタイマーでもセットされているかのように、19時にひょこっと目の前にカトリヤンマが出現。何の苦労もなく捕獲。

またしても未熟な♀です。足が全て揃っているので、先日とは別の個体だとわかります。
何も捕れないよりは全然良いのですが、綺麗なトンボが見られないのはちょっと残念です。

2019年7月17日水曜日

黄昏乱舞

梅雨で晴れの予報が全くでない今日この頃ですが、昨日は昼間の晴れが夕方まで継続し、気温も26℃くらいまで上がりました。風も2m程度なので観察のチャンスです。
息子は塾なので1人で行くしかありません。
自転車で楽に行けるポイントか、帰りに薄気味の悪い森を抜けるポイントか迷いましたが、アオヤンマもいてトンボ相が厚く人があまり近づかない後者を選択。
現地に18時15分頃に到着すると、素晴らしい夕焼け空には既にトンボが乱舞する状態。おびただしいトンボの数です。
ほとんどが小型のウスバキトンボですが、その中に中型のヤンマも混じっています。
熟練者は飛び方とシルエットで判別できるそうですが、私にはその知見がありません。
とりあえず5mロッドをスタンバイしますが、飛翔高度はかなり高い。
大量に飛び交うトンボの中から中型のヤンマに狙いを定め、届く位置に来たら網を振る。
多数のトンボが高速で飛んでいるので、目移りして軌道予測する余裕もありません。
難し過ぎる!
19時をまわる頃から一気にトンボの数は減り、19時10分にはほぼいなくなりました…。数回チャンスがありましたが、全く採れず。
バチカンのシスティーナ礼拝堂では、天井に描かれた絵画を見続けて首が痛くなるそうですが、黄昏採集も相当首が痛い。
どうやったら採れるのかさっぱりわかりませんが、気象条件等、日によって飛翔高度が異なり、低く飛ぶ日もあるかもしれないので、何度も通ってみるしかないという結論です。
息子も参戦すれば戦力は2倍ですが、彼に譲った6mロッドは重量があるので厳しそう。

2019年7月15日月曜日

梅雨の3連休最終日 里山調査

朝から小雨の3連休最終日。
9時頃から雨が止んできたので、一週間ぶりの里山調査です。
現地は曇っていて気温は21℃くらいです。ノシメトンボ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、ウスバキトンボなどの普通種が飛んでいます。

ナツアカネが出てきました。今日も一頭だけチョウトンボがいましたが、逃して高所に飛んでいってしまいました。
10時半を過ぎるまではヤンマは飛びませんでしたが、突然アオヤンマが出現。気温が低く風もあり、田んぼの周囲を一回りしてすぐにヨシ原の奥に消えました。
しばらくすると私の目の前をクロスジギンヤンマが飛び去ります。小川沿いに飛んでどこかへ飛んでいきましたが、その後戻ってきたところをすかさずネットイン。

老熟して羽も傷んでいるオスです。そろそろクロスジギンヤンマも終わりの時期かと思っていると、アオヤンマが出現。急いで追いかけると見失いますが、目の前に現れたトンボを捕獲。先ほどとは別のクロスジギンヤンマです。

こちらはまだ綺麗な羽化して間もないと思われる個体です。まだまだ健在ということでしょうか。その後はしばらく樹液に集まる甲虫の観察です。

マルバヤナギに群がるカナブンとカブトムシ

カワヤナギのカブトムシ

そして今日発見だったのは、ここにはあまりいないと思っていたノコギリクワガタが、湿地に生えるマルバヤナギにつくことがわかったことです。細い幹の樹液に、つがいのノコギリクワガタが沢山いました。
その後、12時前頃に、息子がお下がりのロッドを使いこなして、アオヤンマの雌雄をネットイン。息子も調査の戦力として成長したのは嬉しいことです。調査効率も2倍以上になります。


まだまだ綺麗なアオヤンマ。

キイロサナエもまだ健在です。
12時半を過ぎると、なんと晴れてきて、気温が急上昇。待ってましたとばかりに、上空に大型のヤンマが摂食飛行を始めます。チャンスがありましたが捕獲ならず、種類は不明です。下から見た時に尻尾に青い模様があったように見えたのですが。
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午後は14時半から里山の新たなポイントを探検。カワヤナギの群落にはカブトムシやノコギリクワガタがたくさんいました。
そしてメイン(?)の黄昏ヤンマの探索です。
16時半からトンボ池でスタンバイしましたが、気温が低く、マルタンヤンマは現れませんでした。
その後は小雨が降ったり止んだり。数回正体不明のヤンマが飛びましたが、捕獲できませんでした。気温が高くなる来週も調査を続けたいと思います。
結局今日は8時間以上、里山で昆虫調査をしました。










2019年7月14日日曜日

カトリヤンマとヘイケボタル

梅雨明けは来週末との予報で、本日は一日中雨。
と思っていたのですが、夕方に雨が弱くなり、黄昏時に奇跡的に明るくなってきました。
霧雨は降っていますが、ダメ元で18時半から息子と出撃。
雨なのと、19時半からホタルを見に行く計画があるので、今日は自転車ではなく車です。現地には車一台分停めるスペースがあったので。
現地に到着してポイントを見ますが、トンボの気配が全くありません。
蚊もいません。風がないのです。15分程待ちますが変化なし。
そろそろ19時です。雲はありますが、西の空がオレンジ色に染まります。
その時少し風が吹いてきました。このポイントは風の吹き溜まりになっているらしく、そこに蚊が集まると、カトリヤンマが現れるのです。
「今日はダメじゃん?」
と息子がネットをしまい始めました。
「あと10分待とう」
その言葉で、息子が再度ネットを準備し始めた時に、
「来た!」
いきなり目の前に現れました。
プンプンと目の前を飛びますが、暗くてなかなかタイミングが取れません。
一度離れて、今度は後ろが明るい所に来ました。チャンス!
動きを見極めてスイング。
カサ、カサッとネットに入ってバタつく音がしました。
網を伏せるとトンボが入っています。ようやく捕獲できました。

予想通り、未成熟なカトリヤンマの♀です。
成熟すると綺麗な黄緑色になるのですが、まだ羽化して間もないため色が出ていません。
一昨日はもう少し緑が見えたので、別の個体がいるはずですが今日は時間がありません。

まずはこのポイントでカトリヤンマを確認。成熟期の再会を願ってリリース。
油断して虫除けをしなかったので、眉間を蚊に刺されました。かゆい…。
これからこの場所で他の黄昏ヤンマが見られるか楽しみです。
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夜は家族3人で歩いてホタルが生息する場所へ。
田んぼの脇の道路を歩いて、街灯のない真っ暗な未舗装の場所まで歩くと、あぜ道にホタルの光がチラホラと。時刻は19時45分です。その後20時頃になると、空中を飛び出しました。
ヘイケボタルは体長1センチくらいの小さなホタルでした。もっと大きいのかと思っていましたが、発光部分も小さいです。
噂には聞いていたのですが、10年以上住んでいて初めて見ました。
暗くて写真も動画も何も写りませんでしたが、ホタルの光はやはり神秘的なものがあります。今日は楽しい夜の散歩となりました。


2019年7月13日土曜日

ミヤマクワガタ採集

朝3時半に家を出てミヤマクワガタ採集に行ってきました。
今年は梅雨が長引いていますが、今日は雨が降らず、晴れ間も出ていました。
気温も28度くらいまで上がったようです。
採集場所には親子連れの先客がいて、一緒にクワガタ採集しました。

いつものように木を叩いたり、蹴ったりし続けるとたまに音がして落ちてくる。
沢山見失いますが、なんとか見つけられたミヤマクワガタは、雌雄合わせて20頭くらいでしょうか。大きなのは見つかりませんでした。
メスは全て逃がして、数頭のオスを持ちかえり。
人にあげたり、自分で大事に飼育するようです。
息子は待望のミヤマクワガタ採集ができて本当に楽しそうでした。

2019年7月10日水曜日

カトリヤンマ探し

明け方に行こうと思ったが寒すぎた。
やはり夕方にしよう。
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今日はちょっと早く帰れました。天候は晴れ。気温は22℃で風が4mと少し強め。
17時30分、先に一人で出発です。
息子はトンボ捕り後に塾へ自習に行くということで、食事をしてから現地で合流。
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現地では昨日は全くいなかったノシメトンボが沢山飛んでますが、ヤンマはいません。
散歩している人がチラホラ。
とりあえず昨日カトリヤンマらしきトンボが出現していた場所へ。雲蚊がなく、カトリヤンマもいません。しばらく周囲をうろついてみましたが、気配なし。
6時を過ぎて段々陽が落ちてくると、飛んでいたノシメトンボがいなくなります。
6時半頃に息子がきました。

夕暮れの空が綺麗です。月が…。
気配のないまま時間が過ぎ7時に。
すると昨日のポイントに子連れのタヌキが。こちらに気づくと鳴き声を上げて子供に合図を送って叢に走っていきました。
タヌキのいたポイントに近づくと、昨日と同じ場所にユスリカが集まってきていました。そこへトンボが!
「来た!」
2mほどの高さを飛んでいます。網を振りますが痛恨の空振り。すぐにフェンスの向こうの茂みに消えていきました。
そしてその後、近くにまた現れました。今度は低空です。
なんとまた空振り。陽が落ちる前で、木陰で薄暗い場所なのでよく見えない。
素早いですが、細見の体に薄い緑の体色が見えました。やはりカトリヤンマです。
息子の近くにも飛んでいきますが、やはり暗くてよく見えません。
昨日は摂食に夢中で目の前でホバリング、網があれば絶対採れたのに、今日のカトリヤンマは素早く飛びます。
その後辺りは暗くなって、シルエットが見えたりしたのですが、残念ながら19時20分でタイムアップ。
今年初めてヒグラシの鳴き声が聞こえましたが、まだ気温が低いです。暑くなればもう少しカトリヤンマの個体数が増えるかもしれません。
なかなか良いポイントなのですが、散歩している人が結構いるのでちょっとやりづらいです。

ウォーキングしている人に「何か捕れるんですか?」と聞かれちゃったり。
「トンボです。」
「トンボもういるんですか?」
「暗くなると出てくる珍しいトンボがいるんです。」
「そうなんですか。頑張ってください!」
と、励まされてしまいました。

しかし本日も残念ながら捕獲ならず。Tシャツ1枚で体が冷えてしまいました。

2019年7月9日火曜日

カトリヤンマ?

自宅から自転車で5分くらいの所に、いつも行っている場所とは別の良い感じの里山と池がある場所があることに気づき、会社から帰って下見に行ってきました。時刻は6時半。陽が落ち始めた黄昏時です。雲はありますが夕焼けが綺麗です。
とりあえず確認だけと思って網を持って行かなかったのが大失敗。
ポイントにつくと、ユスリカの雲母をホバリングしながら摂食するヤンマを発見。目の高さより低いところを飛んでいます。
手で採れそうなほどでしたが、さすがに無理でした。
薄暗くてよく見えませんでしたが、おそらくカトリヤンマと思われます。色が薄かったので未成熟の個体かな。
カトリヤンマは過去に2回遭遇していますが、1回目は網を持っておらず、2回目は網が届かず捕獲できていません。1回目は写真はなんとか撮れていますが…
発見したトンボは唯一このカトリヤンマ(?)のみでしたが、周辺の環境は黄昏ヤンマがいる感じの場所でした。わずか5分で行けて、怖くて暗い森を通らなくても行けるし、舗装道路があって足場も良く、民家も近くない場所なので、もしかすると素晴らしいポイントかも。明日は網を持っていくべし。

2019年7月8日月曜日

最初の黄昏調査

本日は久しぶりに晴れました。
気温が20℃と低めで、風も4mと強めでしたが、トンボ池のある里山に息子と二人で行ってきました。
家を出たのは6時20分で、現地には30分には到着。
夕暮れ時ですがまだ明るいです。
ただ肌寒さを感じるほどで、トンボの気配は全くありません。
たまにすでに休眠に入ったノシメトンボがヒラヒラと飛びますが、ヤンマは全くいません。45分ほど周囲を探索してみましたが、何も発見できませんでした。
梅雨も明けておらず、気温も低いので、こういう日はいないということがわかりました。
7時15分調査を終了。
暗い森林を通って車を停めた場所まで戻りますが、森の中は暗く気味が悪いです。
とても一人で来られる場所ではありません。
途中、ブタのような鳴き声と地響きのような音がして怖かったです。この辺はイノシシがいるらしいので…。
日没前の調査は終了後に真っ暗になってしまうので、明け方の方がいいかも。

2019年7月6日土曜日

トンボ池

地元の里山保護活動に参加しました。
朝から雨でしたが、作業の時間帯には奇跡的に雨が小降りになり、参加人数は少なかったのですが手入れ作業を少し。
元々田んぼだった池の1つをトンボ池にしましょう、ということで、管理を任せてもらえることに。とりあえず何をしていいかわからないので、少し開放水面を作ることにして草を刈ることにしました。

トンボは晴れた日に上空から下を見て、太陽の反射する水面や緑を探すのだそうです。
トンボの複眼の細胞は上半分と下半分の色素を感じる細胞が異なり、上側は空の青色を、下側は緑を見る細胞が多く、偏光も感知しているのだとか。

なので、光が反射するよう開放水面を作ることがトンボを呼ぶのに重要と思われます。

鍬のような農機具で、池から生えた草を根から掘り返して抜きます。
水の中の草を抜くのは、腰に非常に負担がかかる作業です。蒸し暑さもあり、1時間も作業すると汗が流れ落ちてクタクタになります。
普段デスクワークの身には、かなりしんどい作業でした。

学生OBの方にも手伝ってもらいながら、トンボ池の片側20mほどの岸に生えている草を刈ったところで、本日の作業は終了。

既に腰の筋肉が痛く、夜には坐骨神経痛で右臀部から右つま先にかけての痛みが…。
ロキソニンテープをして寝ましたが、深夜に痛みで起きてしまいました。その後、マッサージで痛みが緩和し、朝にはほぼ完治しました。重症にならなくて良かった…。
腰を悪くしないよう注意しながらトンボ池を管理していこうと思います。

目標はもちろん「マルタンヤンマが来る池」です。
今年は可能な限り、この場所のマルタンヤンマの飛来、生息の確認をしてみたい。

2019年7月1日月曜日

久しぶりのピッツァ

日曜は久しぶりにピッツァを作りました。
ゆめちから100%の小麦を買わなくなったので、パンに使っている国産小麦のブレンドを使った初めてのピッツァです。


蛋白質が不足して伸びが心配でしたが、特に大丈夫でした。
味も香りも良く、家族からはいつも通り高評価でした。

煉瓦(江別製粉):350g
水:220cc
塩:10g
ドライイースト(赤サフ):少量(0.5g)