2019年7月14日日曜日

カトリヤンマとヘイケボタル

梅雨明けは来週末との予報で、本日は一日中雨。
と思っていたのですが、夕方に雨が弱くなり、黄昏時に奇跡的に明るくなってきました。
霧雨は降っていますが、ダメ元で18時半から息子と出撃。
雨なのと、19時半からホタルを見に行く計画があるので、今日は自転車ではなく車です。現地には車一台分停めるスペースがあったので。
現地に到着してポイントを見ますが、トンボの気配が全くありません。
蚊もいません。風がないのです。15分程待ちますが変化なし。
そろそろ19時です。雲はありますが、西の空がオレンジ色に染まります。
その時少し風が吹いてきました。このポイントは風の吹き溜まりになっているらしく、そこに蚊が集まると、カトリヤンマが現れるのです。
「今日はダメじゃん?」
と息子がネットをしまい始めました。
「あと10分待とう」
その言葉で、息子が再度ネットを準備し始めた時に、
「来た!」
いきなり目の前に現れました。
プンプンと目の前を飛びますが、暗くてなかなかタイミングが取れません。
一度離れて、今度は後ろが明るい所に来ました。チャンス!
動きを見極めてスイング。
カサ、カサッとネットに入ってバタつく音がしました。
網を伏せるとトンボが入っています。ようやく捕獲できました。

予想通り、未成熟なカトリヤンマの♀です。
成熟すると綺麗な黄緑色になるのですが、まだ羽化して間もないため色が出ていません。
一昨日はもう少し緑が見えたので、別の個体がいるはずですが今日は時間がありません。

まずはこのポイントでカトリヤンマを確認。成熟期の再会を願ってリリース。
油断して虫除けをしなかったので、眉間を蚊に刺されました。かゆい…。
これからこの場所で他の黄昏ヤンマが見られるか楽しみです。
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夜は家族3人で歩いてホタルが生息する場所へ。
田んぼの脇の道路を歩いて、街灯のない真っ暗な未舗装の場所まで歩くと、あぜ道にホタルの光がチラホラと。時刻は19時45分です。その後20時頃になると、空中を飛び出しました。
ヘイケボタルは体長1センチくらいの小さなホタルでした。もっと大きいのかと思っていましたが、発光部分も小さいです。
噂には聞いていたのですが、10年以上住んでいて初めて見ました。
暗くて写真も動画も何も写りませんでしたが、ホタルの光はやはり神秘的なものがあります。今日は楽しい夜の散歩となりました。