2019年7月29日月曜日

採集旅行その2

前日は17時過ぎまでトンボ捕りで汗だく、ぐったりの状態で17時半にチェックイン。
息子の強い希望で、これからバーベキューです。周りのキャンパーは既に食事を始めている状況ですが、我が家はこれからスーパーへ買い出し(笑)。
国産牧草牛のサーロインを購入。野菜はピーマン、しいたけ、トウモロコシ。

キャンプ場に戻って18時半頃から息子と二人で準備開始です。
奥さんはエアコンの効いたログキャビンで寝床の準備とおくつろぎタイム。

息子はピーマンの下処理を担当。
その間に全てを準備しなければ。コンロにオガ炭を並べてトーチバーナーで着火。放置しておけば準備が終わる頃には火力MAXになります。すぐに米を研いで、ダッチオーブンとユニセラミニバーナーで米4合の炊飯を開始。
少し食卓の準備でも手伝ってもらおうかと室内の様子を見ると、入浴の用意をしながら爆笑している奥さん。

私のパンツが無いらしい。

自分の着替えは自分で用意するよう言われましたが、確かに用意した記憶がない。
汗だくになるからシャツは一枚余計に持っていこうなどと考えたのは上出来でしたが、肝心のパンツを忘れるとは何たる不覚…。昔からお泊りの支度は母親、結婚後は奥さんに頼っていたツケがこんな時に回ってくるとは。

昔一緒に仕事したヘリコプターの操縦士は、天候や急な仕事で急遽泊まりになることも多く、そんな時は下着を前後、表裏で着用することで4泊は可能と言っていたことを思い出しましたが、虫取りで汗だくになったパンツが再起不能であることは容易に想像ができます。仲間を探そうと息子に持ってきたか聞くと、当然という顔で嘲笑される始末。

気を取り直して、とりあえずは楽しく食事です。炭火で焼くトウモロコシは何も味付け無しでも、甘くて美味しい。和牛の炭火焼きは柔らかくてあっさりしていて最高でした。ご飯も上手く炊けていて、息子も奥さんも美味しいバーベキューを堪能したようです。

時刻は20時半。大浴場の終了時刻が意外に早いので、食後はすぐに後片付けをしなければなりません。奥さんが食器洗いを手伝ってくれたので、約30分で片づけを終了してバスタイムです。ちなみに残ったご飯を翌日の朝食として、わかめおにぎりにしました。

お風呂に入って綺麗さっぱり爽快ですが、例の事態に対処しなければなりません。といっても、替えのスラックスを直に履く以外に取れる選択肢はありません。しかし慎重にチャックを閉めて履いてしまえば、意外に違和感がありません。翌日の朝9時には自宅に到着とはいえ、それまで一切のアウトプットを断つことは不可能なことを考えると不安が募りますが…。
洗面所で歯を磨いていると、ふと自販機があることに気が付きました。

なんとそこに下着が!

トイレには紙の自販機がありますが、大浴場には下着の自販機があったのです。
すぐに購入しようとしたのですが、財布が車の中です。

時刻は入浴時間終了5分前

ここまできて、更なる試練が。ここは体力自慢の息子に頼んでダッシュしてもらうしかありません。あっという間に財布を持ってきてくれて、なんとか間に合いました。
普段履かないボクサータイプで700円もする高級パンツになってしまいましたが、仕方ありません。
なんとか1日目のスケジュールをこなし、22時半には就寝です。
翌日は4時に起きて、朝は湯を沸かして豆を挽き、目覚めのアイスコーヒーを堪能。
今年最後になる朝のミヤマクワガタ採集を終えて、大浴場で汗と虫除けを洗い流して、帰路につきました。
今年も山との別れが辛いと現地出発前に涙する息子は、将来どんな大人になるのでしょうか。