2019年7月15日月曜日

梅雨の3連休最終日 里山調査

朝から小雨の3連休最終日。
9時頃から雨が止んできたので、一週間ぶりの里山調査です。
現地は曇っていて気温は21℃くらいです。ノシメトンボ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、ウスバキトンボなどの普通種が飛んでいます。

ナツアカネが出てきました。今日も一頭だけチョウトンボがいましたが、逃して高所に飛んでいってしまいました。
10時半を過ぎるまではヤンマは飛びませんでしたが、突然アオヤンマが出現。気温が低く風もあり、田んぼの周囲を一回りしてすぐにヨシ原の奥に消えました。
しばらくすると私の目の前をクロスジギンヤンマが飛び去ります。小川沿いに飛んでどこかへ飛んでいきましたが、その後戻ってきたところをすかさずネットイン。

老熟して羽も傷んでいるオスです。そろそろクロスジギンヤンマも終わりの時期かと思っていると、アオヤンマが出現。急いで追いかけると見失いますが、目の前に現れたトンボを捕獲。先ほどとは別のクロスジギンヤンマです。

こちらはまだ綺麗な羽化して間もないと思われる個体です。まだまだ健在ということでしょうか。その後はしばらく樹液に集まる甲虫の観察です。

マルバヤナギに群がるカナブンとカブトムシ

カワヤナギのカブトムシ

そして今日発見だったのは、ここにはあまりいないと思っていたノコギリクワガタが、湿地に生えるマルバヤナギにつくことがわかったことです。細い幹の樹液に、つがいのノコギリクワガタが沢山いました。
その後、12時前頃に、息子がお下がりのロッドを使いこなして、アオヤンマの雌雄をネットイン。息子も調査の戦力として成長したのは嬉しいことです。調査効率も2倍以上になります。


まだまだ綺麗なアオヤンマ。

キイロサナエもまだ健在です。
12時半を過ぎると、なんと晴れてきて、気温が急上昇。待ってましたとばかりに、上空に大型のヤンマが摂食飛行を始めます。チャンスがありましたが捕獲ならず、種類は不明です。下から見た時に尻尾に青い模様があったように見えたのですが。
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午後は14時半から里山の新たなポイントを探検。カワヤナギの群落にはカブトムシやノコギリクワガタがたくさんいました。
そしてメイン(?)の黄昏ヤンマの探索です。
16時半からトンボ池でスタンバイしましたが、気温が低く、マルタンヤンマは現れませんでした。
その後は小雨が降ったり止んだり。数回正体不明のヤンマが飛びましたが、捕獲できませんでした。気温が高くなる来週も調査を続けたいと思います。
結局今日は8時間以上、里山で昆虫調査をしました。