2012年6月29日金曜日

南鳥島海底に膨大なレアアース

久々に明るいニュースです。

南鳥島付近の海底に、日本で使用する227年分に相当する680万トンのレアアース
が存在することを東京大学が発見したとのこと。
(発見は昨年の夏頃らしいので、何故今頃ニュースに?)

ハイブリッド車のモーターや、HDD、携帯・スマホなどのハイテク機器に必要不可欠な
レアアースは、現在世界の97%を保有産出する(中国の保有量は世界の3割と言わ
れているそうです)中国からの輸入に頼っているそうです。

中国が環境悪化を理由に輸出を渋り、先日各国がWTOに提訴したばかりです。
(このタイミングでこのニュース…)

環境悪化は建前で、価格吊り上げと嫌がらせのためかと思われますが…。

5000メートル以上の海底から採掘する技術は現在はありませんが、海底油田からの
採油技術を応用すれば実現可能だそうです。

排他的経済水域内ですので、日本の独り占めです。

レアアースの年間の輸入量は約660億円、原料の輸入総額5兆円のうちの1%強です。

輸出は中国とでは勝負にならないと思いますが、自給できれば中国に頼らなくて済みます。

採掘にどのくらい費用がかかるのかわかりませんが、NHKでニュースになるくらいなので
採算は見込めるのでしょう。

これは国家を上げて開発しなくてはいけませんね。

尖閣諸島の海底油田も開発して、どこかの石油王国みたいに税金の無い国にして欲しいものです。