2016年9月13日火曜日

sMedio TV Suite再生不能

久しぶりに録画したTV番組を視ようとsMedio TV Suiteを起動したところ、再生ができなくなっていることに気が付きました。
メディアサーバーであるTV(日立WoooのUT32-XP800)に接続して番組を選択することはできるのですが、再生を開始すると音声は途切れ途切れで聞こえるものの、映像が全く出ません。
エラーメッセージが出れば調べる足掛かりになるのですが、真っ黒な画面で再生時間が進んでいくので、何とも調べようがありません。
Windows8からWindows10にアップグレードした後は正常に使えてたような気がするので、グラフィックカードを変更したことが原因の可能性が高いです。ディスプレイも4Kにしましたが、NVIDIAのコントロールパネルでHDCP接続サポートokと出ているので問題ないはずですし、実際以前のディスプレイのみ接続した状態で再生しても現象は変わりませんでした。

ちなみに日立Woooの録画番組はMPEG2-TS形式のようです。うちのPCの環境は、この形式のDirectShowでの再生はffdshowを使うように設定していますが、sMedio TV Suiteは内部で動画のデコード機能を持っているようなので、この辺の環境も問題ないと思われます。
Windowsのイベントログには、mfpmp.exeで使用しているSMIPeDLNA.dllモジュールでエラーが発生しているとのエラーがいくつか出力されています。これはsMedioのプログラムの一部です。mfpmp.exeはメディアファンデーション保護パイプラインという、マイクロソフトのマルチメディアAPIの一部らしいのですが、このエラーから地デジのコンテンツ保護DTCP-IPの処理で問題が発生していると推測されます。
sMedio TV Suiteのプログラムはdtcp-ipの処理にDigionのDiXiM DTCP-IP SDKを利用していると思われます。
ここを読んでいくと、DTCP-IPのデコード処理時に必要となるデバイスキーをアプリケーションを起動する都度、オンラインで認証するしくみになっているようです。DiNAS(ダイナス)というサービスらしい。
そしてこのサービスは、PCの機器構成を元にデバイスキーを生成して認証するしくみのようなので、グラフィックカードを変更したことにより認証に失敗しているのではないかという結論に達しました。
が、音声が出ているのと、1回だけ一瞬映像が出たことがあるので確証できず。グラフィックカードを交換前のに戻して再生できればこの仮説が合っているか検証できそうですが、面倒くさい。
あともう一つ気になるのは、黒い画面で音声だけ出ている間、ネットワークに50Mbps以上のデータが常に流れているという異常な状態です。
他にもNVIDIAのドライバーが応答停止して回復したというメッセージが表示されたり。色々おかしいかも。
ということで製造元に問い合わせメールを出して回答を待つことにしました。
ちなみに日立のWoooはdtcp-ipはdigionのsdkを利用しているらしいので、サーバーとクライアントの相性には問題はないと思われます。
→その後、ディスプレイの解像度を下げて再生した際に、一度だけ映像が出ました。その際はネットワークの帯域は、15Mbps程度でした。認証の問題ではないかも。
異様に高い解像度で再生してPCの処理が追いつかないか、ディスプレイドライバーのバグが原因の気がしてきました。

sMedio不具合が突然直る