2015年2月11日水曜日

月額1000円で最新スマホ高速通信

奥さんのスマホに対する要望は
・今のメールアドレスと電話番号は変えたくない
・LINEができる
・LINEのふるふるが使える
・費用が安い
といったところで、今のところLINEができれば良いようです。ということは、PHSはそのまま、ネットにつながるスマホ(端末)があれば十分なわけです。

これを実現する最新のサービスとプランが存在します。

MVNOが提供するデータ通信専用SIM、いわゆる格安SIMというものです。

MVNOはMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)のことで、ネットワークインフラを持っている通信事業者(=キャリア DoCoMo,au等)からネットワークを借りてサービスを提供しています。
余計なサービスを省いて安く提供するのが特徴です。
最近だとロボマツコのCMが話題になりました。以前は遅いのが弱点でしたが、最近はLTE(4G)も提供しています。

携帯ショップで契約する場合は、面倒なことは全部やってくれて申し込むだけですが、MVNOは安い代わりに自分でやらなければいけないことが色々あります。

通信料、通信方式、通信速度、上限データ量、SMS有無などを比較して、自分のニーズに合うMVNOを決めてSIMカードを購入し、ネットワーク使用の契約をします。安いものは月額500円くらいからあります。

端末は、SIMフリーと呼ばれるキャリアを限定しないものを、自分で調達する必要があります。(スマホ本体とセットにするプランも提供しますが機種は限られます。)

SIMフリー端末は家電量販店で市販されていますが、ほぼ海外製になるようです。大人気のiPhoneもAppleストアで普通にSIMフリーが買えます。
iPhone以外の日本製、日本向けのものは、キャリアショップや家電量販店では本体のみでは販売されておらず、キャリアの契約とセットになっていて、ソフトウェアもキャリアの課金メカニズムと統合されたアプリが多数インストールされています。さらに利用者囲い込みのため他のキャリアのSIMカードで使えないように細工もしてあるようです。いわゆるSIMロックです。
機種によっては有償の手続きをすればSIMロックの解除は可能ですが、2015年5月には無償解除を義務化することを総務省が決定しています。
そして2年以内に契約を解除すると高額な違約金を取る約束(いわゆる2年縛り)をさせられます。2年経過して機種変更やMNPで他社に乗り換えた後に残った使い古しのスマホを使うという方法もありです。

その他に、本来キャリアとの契約とセットでしか購入できない端末をなんらかの手段で入手している業者から購入するという方法もかなり一般化しているようです。
白ロムというキーワードで検索すれば沢山ヒットします。
ショップの売れ残りや潰れた店から仕入れた新品・新古品や、中古で買い取った端末を売っているようですが、盗品や料金不払い等で利用停止になった端末が混じることもあり、若干の胡散臭さがあります。

ネット販売している端末の説明欄に、
「白ロム、ネットワーク利用制限○、赤ロム返品保証あり」
などと素人には意味不明な怪しい記述があるあたりが、何か不正な入手方法であるかのような印象を与えています。
ちなみにこの表記は、問題がないということを示しているのです。そうは見えませんが…。
ただ端末とSIMカードが合わないということもよくあるようで、どの方法で入手するにせよ、MVNOが公表している動作確認機種一覧や口コミを参考に、自分の責任で判断する必要があります。使えなくても誰にも文句は言えないのです。

しかし、このような状況でくじけてしまっては、目的を達成することはできません。不安を抱えつつも熟考した結果、MVNOは昨年12月に設立されたばかりのUQ Mobileに決定。
NTTDoCoMoの通信網を使うMVNOがほとんどの中、auの通信網を使用した2社目となるMVNOがUQ Mobileです。KDDI系列で安心感があります。

端末は同社の動作確認機種の中から2015年夏モデルSONY Xperia ZL2 SOL25を選択しました。

auの端末で、発売時の契約時買い取り価格は8万近くしていたようです。
これをアマゾンで購入。新品の白ロムが3.2万円と破格の安値です。
何社か販売しており、信頼できる業者か判断ができないので、Amazonが発送していて最安値の所から購入します。

UQ Mobileの方は、インターネットから申し込んで一週間ほど待つか、即時開通可能な店舗で即日入手します。
アマゾンは翌日到着するので、もちろん店舗で購入です。
ほとんど認知されていないのか、看板すらない状態でしたが、店員さんに尋ねると、コピー紙の申込書を一枚記入してものの10分ほどでSIMカードが入手できました。徹底的なコスト削減が見て取れます。初期手数料として3240円がかかります。
UQ MobileはmicroSIMとnanoSIMという2つの大きさで提供されていて、nanoSIMはアダプターを付ければmicroSIMスロットにも入りますが、動作確認済のmicroSIMの方が無難です。
あとは端末が来るのを待つばかりです。

つづき
導入検討編