次なる作品はキャビネットです。ディスプレイ台で気を良くして、かなりの大作に挑戦します。15年以上前から実家で使っていて、今も2階にある黒いキャビネットをそろそろ取り替えたいのです。
DIYというと安く安っぽいもの作っちゃうという例が結構ありますが、買うと高い高級品を技術と手間を自己負担して安く作るという考え方です。一生使える素敵なキャビネットを作ろうという計画です。
さすがにイメージだけでは作れないので、まずは設計。ソーガイドを買うと使える「もでりん」というソフトを使ってパソコンで設計しました。
「材料を切断する」のに必要な設計をするのに十分な機能が付いています。売っている材料のサイズを登録して、その材料を使ってモデリングすると、木取り図(材料から部材を切り出すための配置図)を自動で作ってくれるのが便利です。
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材料はディスプレイ台で実績のあるパイン集成材で作ります。あの感じの質感のキャビネットが作れたら、かなりいいと思いまして…。
木材だけでなく、取っ手や可動式棚も欲しいし、開きも普通の蝶番じゃダメだ!
ということで部品類を調達し、新たな道具も購入して準備ができたので、木材を買いにホームセンターへ。
目当ての大型パイン材(1820mm×910mm×18mm)を3枚購入。ニスも追加で購入し、15000円近い値段です。道具と部品も合わせると2万円近い。
果たしてここまで金をかけて大丈夫なのか?と自問しつつも、挑戦しなければ成功もない!ということで思い切って買ってしまいました。免許取ってすぐに新車でサーキットのレースに出ちゃう気分です。買ったら10万以上しそうな家具を作るから安い投資なのです。失敗して大量の木材ゴミが発生するリスクもありますが…。
購入した木材は車に乗らないので、カットしていもらいました。もでりんで自動作成される木取り図を店員さんに見せて、どのくらいカット可能か確認したところ、直線であればいくらでもカット可能とのこと。
どこをどう切るか指定しながらバンバンカットしてもらい、結局全部品をカットしてもらいました。最初は半分くらいにカットしてもらって、ノコギリ1丁でコツコツ切ろうと思っていたのですが、そんなことをしていたら、木を切るだけで半年くらいかかっていたかもしれません。そんな黒板五郎みたいなことはしていられない
ので、全部切ってもらって正解でした。カット代は500円、安いものです。正確だし。
大量の部材を持ち帰り、さっそく組立に入りたいところですが、大量の下穴あけ作業が必要なので、そこから作業開始です。
つづく…。