2012年7月7日土曜日

給食の悲劇

うちの息子(小2)は無類の麺好きで、何が食べたいか聞くと100%「麺」と答えます。

麺の中でもうどんが特に好きなようです。

普段、食べることに関しては淡白で、

・ごはんだよーと言ってもなかなか来ない
・食事中も好きなテレビを見続けてしまう
・会話をすると食事が止まってしまう

といった調子なのですが、麺となると豹変します。

まず麺の茹で上がりを知らせるタイマーの音ですっ飛んできて、
「もう食べられる?」と確認すると、箸を出してテーブルに座ります。

そして「麺、何人前ある?」と麺の総量を確認します。

何人前あったとしても、自分は最低でも1人前を食べる意思は固いのですが、
全体量が3人分無い場合に取り分が減るリスクを確認しているものと推測さ
れます。

そして、食べる前から

「一人前以上ある?」
「お代わりある?」
「おーちゃんとママはお代わりする?」

と質問攻めにします。

そして凄い勢いで食べながらも、我々の食べる様子をうかがっています。

そういう有様なので、麺を切らしていて1人前を欠く場合のムクレ方は
尋常ではありません。

以前一口ちょうーだい、とちょっと食べたら泣いたこともありました。

制限をしないとお腹が痛くなるまで食べたこともあり、外食でも麺にしろと
騒ぐので、我が家では

「一日一麺(いちにちいちめん)」

のスローガンを掲げ、前借りした場合は、次の日は麺無しとしたり、おしお
きで一週間麺禁止にしたりすることもあります。

そんな息子が、先日朝から給食が楽しみでウキウキしていました。

息子が通う小学校では、基本ごはん食で、麺はひと月に1回あるか無いかです。

その日、献立表で「夏野菜の味噌煮込みうどん」を確認した彼は、有頂天だったのです。

嫌いなおかずも我慢して食べてお代わりしようとまで考えていたはずです。

待ちわびた給食の時間になり、給食当番だった彼はあせる気持ちを抑えて給食室から
配膳台を運んできて、うどんの総量を確認しようとしたことでしょう。

麺とご対面しようと容器のふたをバッと開けると

一面びっしりの白い御飯!!

そう、彼はひらがなで書いてあった献立表の

「なつやさいのみそにこみどん(丼)」

を見間違えたのです。

そのショックは大変なものだったてでしょう。

反動で、その日の買い物の際、勝手に自分専用のカートに山ほど麺を入れてきて、
ママに怒られたそうです。