2019年6月17日月曜日

ついにアオヤンマ♀を確認

昨日は朝から快晴でしたが風が6,7mで吹いてました。
条件は厳しいと思いつつも、朝から息子と二人で近所のポイントに出かけます。
まずは雑木林でクワガタを探します。クワガタは強風では厳しいのですが、時期尚早ということもあり、やはり木からは落ちてきませんでした。
早々に切り上げ、トンボの里山へ。
里山周辺も強風なのですが、谷となったポイントはそれほど風が吹いていません。
長年の経験から、期待できそうな雰囲気です。時刻は午前10時。
ポイントへ向かう途中、竹林の付近を歩くと、フワッと緑色のヤンマが目の前から飛び出しました。アオヤンマです。緑が強くメスと直感。目の前に再び止まったので、息子に捕獲を促しましたが、草の裏側に止まっているので躊躇している間にフワフワと竹藪の中へ。ゆっくりと飛んでいたのですが、見失ってしまいました。
この場所でアオヤンマを見たのは初めてです。この辺りがアオヤンマ♀の昼間の休息ポイントなのかもしれません。
その後少し歩いてヤンマの摂食飛行がよく見られる開けた場所へ。息子が叢に近づいて、草むらから飛び出すヤンマを発見したようです。慎重に近づきましたが私の目の前を飛び去りました。捕まえていないので確証はありませんが、黄色と黒のシマシマで尻尾が膨らんでいたのでウチワヤンマのように見えました。叢を歩き回ると、次々にヤンマが飛び出します。どうやらこの時期に発生するヤンマ類の寝床になっているようです。
何頭も飛び出すのですが、なかなか捕まえることができません。

ようやく飛び出した一頭が目の前の竹に止まったので捕獲。コオニヤンマ♀でした。ここでは初めてです。ここはコオニヤンマもいるのか…。他にもこれと違うヤンマが何頭もいたのですが、残念ながら捕獲できませんでした。この時期なので、ヤブヤンマの可能性もあります。ネアカかマルタンの可能性も…。我々の眼力では捕獲しないと種類までわかりません。
コオニヤンマを逃がすと、息子が足元にとまったトンボを追いかけています。慎重に網を振って捕獲。エサを食べていたようです。

探していたアオヤンマの♀がようやく見つかりました。証拠の写真と動画を撮影。先ほど見つけた個体?これでこの付近はアオヤンマが定着している可能性はかなり高くなりました。沢山卵を産んでくれることを願いつつリリースです。

ハグロトンボも発生が始まったようです。
お昼になりトンボもいなくなったので、一旦帰宅して昼食にします。
帰り道、最初にアオヤンマ♀がいた辺りにアオヤンマの♂が飛んでいました。やはりこの辺もアオヤンマのポイントのようです。
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午後の部は13時から。午前中と違い、谷全体に強い風が吹き、ヨシや叢が激しく揺れています。最初にサラサヤンマと正体不明の大型ヤンマを目撃した後は何もいなくなりました。
カゴと鎌と包丁を持った山姥ご婦人二人に出くわし何をしているか聞かれたので、トンボを調査していると伝えると「トンボなんている?」と不思議そうでした。確かに一般の人は気づかないと思います。
ご婦人方は「タケノコを採りに行くのよー」と言って竹藪の方へ。採って売るのかな?
結局午後は成果がなく15時前に終了しました。本日確認できなかったヤンマの調査は来週末に持ち越しです。果たして天気は…、今の週間予報では曇りか雨。