昨日の昼過ぎから上陸してきた台風の影響で、この日の観光は完全に諦めていたのですが、朝食を食べていると雨が上がり、陽がさしてきました。
この機会を逃してはならないということで、急いでグランデコのゴンドラ乗り場へ。
台風が来ているとは思えない天気です。ゴンドラで約20分。標高1400mの頂上も天気は良いですが、かなり涼しい。
冬はスキー場のデコ平ですが、この時期は湿原のある散策路になります。特に渡りをする蝶、アサギマダラが立ち寄る場所として有名なようです。
この日もアサギマダラが沢山飛んでいました。風に乗って滑空しながら、ゆっくりと羽を動かす飛び方が優雅です。
休日はアサギマダラ観察会が催され、捕獲した蝶の羽の白い部分にマーキングをして、再捕獲された場合にはホームページにアップされるそうです。渡りでは遠く台湾まで行く例もあるそうで、日本だと鹿児島の喜界島、比叡山、南大東島などで再捕獲されているようです。
私と息子はやはり珍しいトンボを目当てにしていたのですが、頂上付近、アサギマダラのいる周辺に飛んでいるのは赤トンボばかり。
トンボを求めて散策路を進むことにしました。経路は頂上から下る一方なので、帰りは延々と来た道を登ることになります。
自然の景色が非常に良いですが、涼しいとはいえ湿気が多いので、歩いているうちにじっとりと汗をかいてきます。足の豆の痛みが厳しく、台風も心配なので、小野川の原水百貫清水までは行かずに折り返しました。
デコ平湿原では、緑の大型ヤンマの♀がすぐ目の前で産卵する所を目撃したのですが、捕獲には失敗しました。恐らくオオルリボシヤンマだと思います。
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デコ平湿原入口 |
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♀が産卵していた水たまり |
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この日は下山した後、昨日訪れた探勝路でトンボ獲り。デコ平で捕獲に失敗したオオルリボシヤンマの♀やタカネトンボなどを捕獲して写真撮影。
その後もホテルの庭にある池で、大量のオオルリボシヤンマと戯れました。
この日は夕方から台風による雨が降りました。