2017年7月20日木曜日

ついに房総ミヤマを捕獲

夏休みを利用して平日の夜に千葉房総丘陵に灯火採集に行ってきました。
この日は雲があって蒸し暑く、新月三日前ということで月明かりもほとんどない灯火採集日和。これで捕れなければ千葉ミヤマは諦めようと思っていました。
県道の街灯で車が停められそうな所を探します。この日は街灯に虫が沢山寄っていたのですが、何ヵ所か見ても、いる感じがしない。で、四ヶ所目くらいの場所で割と新しいミヤマの轢死体を発見。
息子は声を上げて地面から剥がしてもって帰りそうな勢いだったのですが、何とか制止。他にカブトの頭も落ちていました。
ここポイントじゃね?
と、思いながら街灯をみて回っていると、ブーンという音が。
「なんか飛んできた音がしたよ」と息子を呼んで音のしたあたりへ行くと、
「おーっ!ミヤマクワガタだ!」と大興奮。
55mm中型の立派なオスでした。羽にはケンカして穴が空いて開いていますが元気でした。

時刻は午後9時前頃。だいたい暗くなる8時頃からお腹を減らしたクワガタは飛翔を開始し、光に吸い寄せられて地面などに落ちます。そのタイミングで近くにいればすぐ捕まえられますし、ひっくり返ってしばらくもがいていたり、トコトコ歩いて側溝や路肩にくっついていたりします。運悪く道路にいるところを車に轢かれてしまうのも多いです。クワガタは飛ぶのが苦手で高い所から落下しながらとか、風に乗って飛び立つのですが、地面に落ちるとなかなか飛び立てません。
ポイントを知っていれば「待ち」の採集になりますし、知らない場合は多くの場所を移動して確率を上げます。死骸がある場所は飛来する確率も高いので、張っている価値はあるかもしれませんが、時間との兼ね合いです。また、あまり遅くまで探していると眠くなって思考力が低下するので、運転も危なくなります。千葉の山道はびっくりするほどのスピードで走る車(地元車?)が多いので、特に子供連れの場合は子供から目を離さないよう注意です。夢中になって道路に飛び出したら大変なので、常に手をつないで行動です。大人が夢中になって子供をほったらかしてはいけません。
ちなみにこの日は木曜でしたが、ライトを持って探している親子連れや、幕を張って電球を当てる大掛かりな採集をする人もいましたので、週末とかは結構捕獲競争が起きているのかも。