2015年7月17日金曜日

東芝大清快 掃除機能が壊れた

我が家のリビングのエアコンは東芝の大清快、RAS-716GDRというモデル。
購入して1年経たないうちに、フィルター清掃中にキーンという高周波音がするようになり点検してもらったのですが、その際に衝撃の一言。
「ダストボックスとかホコリの排出経路はこまめに掃除してもらわないといけないんですよ」
これを聞いたときは、
10年間お掃除不要とか言ったろ!とキレたいくらいでした。
「10年間掃除不要」の謳い文句はかなり曲者で、実は「フィルターの掃除に限り」なのです。
それでも10年間掃除不要はウソで、少なくとも1シーズンに1度は清掃が必要です。特にキッチンの近くにあるリビングでは、油煙によって埃が粘性を持つので、弱いブラッシングの掃除機能では埃が取れるはずもなく、洗剤で洗わないとダメです。
ということで、購入当初から毎シーズン掃除をしていたのですが、数年前に自動掃除ユニットを取り外す際に、オレンジのレバーを固定するプラスチック製の爪が折れてしまいました。おそらくそれ以降、フィルター清掃の際にカチンカチンという異音が発生するようになりました。冬には音がうるさすぎて、OFF時に停止ボタンを2回押して清掃せずに使うという状態でした。
冬は良かったのですが、夏の場合はそうはいきません。冷房の場合はフィルター清掃の後に行われる乾燥をしないと、間違いなくカビが発生します。
エアコンを消すのは大抵は部屋からいなくなる時なので、カチカチ音がしても放置しておけばよいと思ったのですが、今夏一発目の使用後の自動掃除で、フィルター清掃ランプが高速点滅したまま停止し、乾燥工程に入らないという状態に。
前面パネルを開けてみると、前側のフィルターが最上部に巻き取られた状態で止まっています。
フィルターを動かす緑のギアが上にはなんとか回るのですが、下には回らない状態で、フィルターを引っ張っても下りてこない。仕方ないので、かなり強めに引っ張って無理やり引き出しました。
このエアコンはフィルター自動清掃機能をOFFにすることができないので、乾燥だけやらせるといったこともできません。とりあえず停止ボタン2回押しで掃除をキャンセルし、空気清浄機能で送風による乾燥をタイマーで1時間にして寝ました。しかし翌朝見てみると、またフィルターランプが点滅。フィルターは最上部で詰まっているので、フィルターを引き出す作業。毎日こんなことをしていられないので、修理を頼むことにしました。
既に購入後9年近く経っていますので保証もなく、とりあえず東芝のサポートに電話。
説明書には365日24時間受付とありますが、9時17時に変わっていました。
電話で状況を伝えると、実物を見て修理見積もりする必要があるとのことで、出張費と見積もり技術料で、まず4000円かかると。
なので修理見積もりするかどうかを始めに決めてくれということでした。
これは難しいです。修理の金額感が事前にわからないと、買い替えを検討したほうがよいのか修理した方がいいか判断できません。その旨を伝えると見積もりの作業員が当日電話して、症状から推測した概算を伝えるので、その時に見積もりするかどうか判断して欲しいとのこと。
20~30畳クラスのエアコンの買い替えは20万以上の出費となりますし、掃除以外の冷暖房機能は全く問題がないので、数万円程度の修理代なら直すことにして、当日の連絡を待ちました。
そして当日、奥様が電話対応したのですが、作業員は見積もりではなく、交換部品を持参して修理する気満々。出張費込みで1万か2万だと告げたそうです。
修理は正味20分程度。約一万円の部品を付け替えて、技術料と出張料を合わせて2万か…。このどんぶり感。粉飾決算は家電の修理子会社にも及んでいるのかもしれません。
最後に「中が大分汚れてるので、専門業者に頼んで掃除してもらった方がいい」と言い放って帰ったそうです。シロッコファンや送風口はカビがよく見えないようにわざと黒くしているのかもしれません。
そして修理をした同日、今度は2階の大清快が故障し、冷房が全く効かなくなるというオチが待っていました。そんなわけで、東芝が大嫌いになった今日この頃です。

で、買い換えを検討すべく最近のエアコンを色々調べてみましたが、各社製品たいていはなんらかの自動掃除機能がついています。少しは進化しているかもしれませんが、どうせインチキに違いありません。

ということで、掃除機能なんかないシンプルなやつを買おうと決意するとともに、勢いで買い換えようとしていたレンジフードの計画は頓挫しました(笑)。レンジフード買い替えは延期です。