2015年10月4日日曜日

エアコン掃除

我が家のエアコンは2006年製東芝RAS-716GDRで、冷房能力7.1kWの最大クラスです。当時は30万くらいしたような気がします。新築引っ越し時とはいえ、随分と高いエアコンを買ったものです。
オートクリーニング機能がついていて、冷房運転が終わるとフィルター自動掃除→内部乾燥(30分の乾燥と送風)→プラズマ洗浄(低濃度オゾンでカビや雑菌の成長抑制)で、9年間カビは生えていないと思い続けていましたが、今年修理業者に汚れていると言われてファンを見たら、

カビが生えまくってました…

ファンの全ての羽につららのように黒いカビが…。掃除機能の不調が原因かわかりませんが、1年やそこらで形成されたものとは思えない状態でした。送風口もファンも黒いので見えないのです(見てもいませんでしたが)。
もう買い換えたい衝動に駆られましたが、冷房機能は問題なく、また高額で購入しているだけに踏ん切りがつかず、掃除することにしました。
どう掃除したものかと思案しましたが、いい案が思いつきません。
まずは表面のつらら状の汚れを雑巾で拭いてみましたが、羽の1割も掃除できません。次は綿棒でやってみましたが、すぐ真っ黒になって500本くらいいるんじゃないかという効率の悪さ、というかその前に疲れて体がおかしくなる。高所の上、暗く、作業スペースも狭い。取り外してファンを丸ごと洗えればどんだけ楽か。メーカーの設計担当の方に言いたい。
ファンを突っ張り棒みたいにして、
簡単に外せるようにできるでしょ、絶対に!
なんでそうしないかな。埃やカビが付きにくくするように頑張るんじゃなくて、
簡単に取り外して掃除できるようにしてくれるだけでいいんです。
汚れやカビを100%防止できないなら洗えるようにするしかないのに。
で、最近はエアコン掃除を専門業者さんにお願いすることも増えているらしく、相場として1台1万円。フィルタ自動掃除機能が付いていると、取り外し手間賃として1.5~2倍になるようです。高っ。しかも本当にバラバラに分解して新品同様にキチンと掃除してくれる業者さんは少なく、掃除後の故障を引き起こす場合もあるらしい。最悪…。
そしたら自分でやった方がいいじゃん。
ということで、一ヶ月ほど前は洗浄スプレーを4本くらい使って70%くらい綺麗にしたので、今週はさらに念入りにファンを掃除します。
エアコンのファンを掃除する専用の道具は、現在商品化されていないようです。効率良く掃除できる道具を考案したら売れると思うんだけど。
ということで、100円ショップで道具を探した結果、これが非常に役立ちました。
醤油さしなどの注ぎ口を掃除する道具です。



これに洗剤を付けて、羽と羽の隙間に差し込み、ゴシゴシ洗います。洗った後は、浮いた汚れと洗剤に霧吹きで水をかけて洗い流します。ルーバー、フラップ、風向板を外して、ファンにアクセスできるようにして、水は送風口から流して、ビニールで受け止めます。水が入りそうなところは、ガムテープで養生しました。


約3時間半かかって、8列のファンを掃除しました。疲れた…。
これで95%は綺麗になったと思います。素人ではこのくらいが限界でしょうか。最後に空気清浄を最強風で30分ほど運転して乾燥。これであと2,3シーズンは延命させる予定です。