2015年10月2日金曜日

優先席付近での携帯電話

携帯電話が心臓ペースメーカーなどの医療機器に与える影響はないということを総務省が発表してから何年も経ちますが、鉄道会社は何故だか頑なに電源OFFを呼び掛け続けていました。ところが、この10月から少し表現を変えました。



「混雑時には」という文言を追加しただけです…。本来、「医療機器を身に着けている人に安心して乗車してもらうこと」が目的だと思うのですが、その人の身になって考えたんでしょうかね。これでは曖昧になっただけです。
総務省の指針では15cmより近づけないように注意すること、となっていますが、実験とその結果報告書をよく読むとわかるのですが、携帯実機での試験では全く影響は無く、半波長ダイポールアンテナ(1mくらいの大きいやつ)だと1機種のみちょっと影響が出たという結果で、影響は無いと言って問題ないレベルと思います。無駄に脅かしたり、携帯電話利用の制限はやめて、

「携帯電話は医療機器に対して無害ですので安心してご乗車ください」

と、書いてもいいように思いますけどね。
何かもモヤモヤした感じですが、電車内でスマホが見たければ、優先席と離れたところに乗った方が賢明です。優先席付近でスマホ絡みの揉め事も結構起きているみたいなので。