君津清和県民の森にある「ほたるの里」に行った際、案内係で座っていたご老人が、観光客相手に解説をしてくれていたのですが、
「ホタルの尻にある粉が光っている。光る部分に触ると粉が取れて死んでしまう。」と解説していて、「そうなんですかー」と口では言っていたのですが、内心
高校の授業で教わったのと違う!!
と思っておりました。
私の高校のおっかない生物の教師は、○×で答える長文3セットを全部正解しなければ得点とならない問題(勘でやると1問の正解確率が8分の1!)がビッシリ書かれた恐ろしいテストを作り、低得点者には、「バカ野郎!、椅子の上にも3年だ!」と怒っているのか、笑いを取っているのかわからない怒号を浴びせて椅子の座面に正座をさせるヤクザのような教師で、生徒を震え上がらせていました。
なので、生物は必至こいて授業を聞いて勉強しましたし、結構好きな教科だったので今でも色々としっかり覚えています。
ホタルは酵素による化学反応で発光し、ルシフェリンにルシフェラーゼという酵素を反応させて、光変換効率88%という地球上で最も超高効率の発光ができると教わったのです。
尻についている粉が光るなどとは初耳です。
つまりホタルの発光は生体反応であり、発光細胞が光を出しているのであって、光る粉を尻にくっつけてるわけではないはず。それとも細胞の事を粉といっている?
ご老人の解説が、実体験によるものなのか、最新の学説なのか、はたまたホタル盗難を防ぐための詭弁なのか、真相はわかりませんが、
たぶん粉じゃないと思います。