先日いつものスーパーの鶏肉売場で、夫婦とその親らしき買い物客が、
「あっ、せせりがある!これめっちゃ美味いんですよ。」
と言って、ささっとカゴに入れていました。
美味しいものを良く知っていそうなDINKSっぽい夫婦だったので、ちょっと気になりましたが、残りの1パックは解凍のドリップ液に浸かっていたのでその日はパス。
本日普段行かない遠方のスーパーで、せせりが沢山売っていて、解凍ですが試しに買ってみました。
「せせり」とは鶏の首にある10センチ弱の細長い肉です。焼き鳥屋では「小肉」と呼ばれることもあるようです。
一羽から少ししか取れないので、スーパーではある程度溜まるまで冷凍にしておいて、売られるらしく、いつもあるわけではないみたいです。
最近は尻尾の尾骨の周りにある肉「ぼんじり」の知名度が上がっていますが、スーパーでは見たことがありません。知名度が上がって割と高く売れるので、惣菜として焼き鳥で売られるようです。
ぼんじりは、脂肪分が多く高カロリーですが、せせりは半分程度のカロリーで、歯ごたえでジューシーなのが特徴なのだそうで、知名度はまだ低いと思われます。
さっそくシンプルにクレイジーソルトで下味を付けて、油で焼き、バーナーで軽く炙ってみました。見た目は良くありませんが、歯ごたえのある肉に家族の評判は上々でした。
鳥軟骨「やげん」に続くヒットということで、今後はスーパーで見かけたら買うことになると思います。