2012年11月25日日曜日

WIndows8 事前調査その5(Windows7 UEFI化)


Windows7のAHCI化に続いて、UEFIへの変更。

おさらいすると、PCの動作をBIOSからUEFIに変えるには、HDD内のパーティション
と呼ばれる区画の管理方法を、MBT(Master Boot Record)と呼ばれる方式から
GPT(GUID Partition Table)に変更する必要があります。

MBRからGPTへの変更は、Windows7のコンピュータの管理機能で行いますが、
HDDにパーティションが存在するとできません。なので、全データの削除が必要になります。

パーティションがあると「GPTディスクに変換」が選択できない

現在動作しているWindowsが入っているパーティションを現在のWindowsで消すことは
できないので、Windows7の機能でGPTへの変更を行うには、別のWindows7PCに繋げ
るなどする必要があります。

幸い内蔵HDDを外付けにするキットを持っているので、これに取り付けてノートPCから
パーティション削除とGPTへの変換を済ませました。


※こういった環境が用意できない場合は、WindowsPEかWindows7のインストーラで
Shift+F10のコマンドプロンプトを起動し、diskpartコマンドでこれを行うことになります。

パーティション未作成のGPTになったHDDをデスクトップに繋ぎ直し、いよいよ
Windows7の再インストール。

現在のPCに付属していた64ビット版Windows7のインストールDVDはOEM版です。

残念ながら購入時期的にSP1ではありませんが、DVDの中身を確認したところ、
BIOS版とUEFI版のハイブリッドDVDでした。認証キーもあります。

ただし、普通にDVDからブートすると、BIOSモードでインストーラが起動してしまい、
一度失敗しました。


BIOSでUEFIモードに変更して、ブートメニューから
DVDのUEFIブートを選択します。

これで、DVDのWindowsインストーラ(WindowsPE)が
UEFIモードで起動します。
(※見た目にはBIOSモードとの違いはわかりません)


Windowsをインストールするパーティション選択画面には、
まっさらにしたはずが、Windowsの128MBのリザーブ領域
(MSR)が既にできていたので、ドライブオプションで一旦
削除。
システムに割り当てたいサイズのパーティションを作り直
してそこを選択して次へを押すと、インストーラがUEFI用
のESP(EFI System Partion)を作成し、MSRも再作成
して、残りをシステム領域にしてインストールしてくれました。
(※写真は試しに行った小容量の別HDDのもの)


後はインストーラが勝手にやってくれるので、待つだけです。

自作PCを組み立てていたころはよくOSの再インストールはしていましたが、久しぶりの
再インストール作業でした。

付属CDでインストーラが対応していないハードウェアのドライバー類を入れて、インストール
作業は完了。

無事UEFI環境に移行したわけですが、OSの起動速度はというと、

またしても、たいして変わりはない!

今回も予想はしていましたが。やはり高速化にはWindows8にする他ありません。
(Windows8へのアップグレードを決意)

これで、準備は整いました。

最新でないPCをWindows8にアップグレードする場合、この作業をする人も増えてくる
かもしれません。

ハイブリッドスリープから復帰時にブルースクリーンでOSが落ちたのが気になりますが
(SP1じゃないからか?)、Windows8にするまでほっとくことにします。

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