Windows7のAHCI化に続いて、UEFIへの変更。
おさらいすると、PCの動作をBIOSからUEFIに変えるには、HDD内のパーティション
と呼ばれる区画の管理方法を、MBT(Master Boot Record)と呼ばれる方式から
GPT(GUID Partition Table)に変更する必要があります。
MBRからGPTへの変更は、Windows7のコンピュータの管理機能で行いますが、
HDDにパーティションが存在するとできません。なので、全データの削除が必要になります。
パーティションがあると「GPTディスクに変換」が選択できない |
現在動作しているWindowsが入っているパーティションを現在のWindowsで消すことは
できないので、Windows7の機能でGPTへの変更を行うには、別のWindows7PCに繋げ
るなどする必要があります。
幸い内蔵HDDを外付けにするキットを持っているので、これに取り付けてノートPCから
パーティション削除とGPTへの変換を済ませました。
※こういった環境が用意できない場合は、WindowsPEかWindows7のインストーラで
Shift+F10のコマンドプロンプトを起動し、diskpartコマンドでこれを行うことになります。
Windows7の再インストール。
現在のPCに付属していた64ビット版Windows7のインストールDVDはOEM版です。
残念ながら購入時期的にSP1ではありませんが、DVDの中身を確認したところ、
BIOS版とUEFI版のハイブリッドDVDでした。認証キーもあります。
ただし、普通にDVDからブートすると、BIOSモードでインストーラが起動してしまい、
一度失敗しました。
BIOSでUEFIモードに変更して、ブートメニューから
DVDのUEFIブートを選択します。
これで、DVDのWindowsインストーラ(WindowsPE)が
UEFIモードで起動します。
(※見た目にはBIOSモードとの違いはわかりません)
Windowsをインストールするパーティション選択画面には、
まっさらにしたはずが、Windowsの128MBのリザーブ領域
(MSR)が既にできていたので、ドライブオプションで一旦
削除。
システムに割り当てたいサイズのパーティションを作り直
してそこを選択して次へを押すと、インストーラがUEFI用
のESP(EFI System Partion)を作成し、MSRも再作成
して、残りをシステム領域にしてインストールしてくれました。
(※写真は試しに行った小容量の別HDDのもの)
後はインストーラが勝手にやってくれるので、待つだけです。
自作PCを組み立てていたころはよくOSの再インストールはしていましたが、久しぶりの
再インストール作業でした。
付属CDでインストーラが対応していないハードウェアのドライバー類を入れて、インストール
作業は完了。
無事UEFI環境に移行したわけですが、OSの起動速度はというと、
またしても、たいして変わりはない!
今回も予想はしていましたが。やはり高速化にはWindows8にする他ありません。
(Windows8へのアップグレードを決意)
これで、準備は整いました。
最新でないPCをWindows8にアップグレードする場合、この作業をする人も増えてくる
かもしれません。
ハイブリッドスリープから復帰時にブルースクリーンでOSが落ちたのが気になりますが
(SP1じゃないからか?)、Windows8にするまでほっとくことにします。
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