2013年1月5日土曜日

コーヒーフィルターの勘違い

ドリップしてコーヒーを淹れる場合、最も良いとされているのが綿のフィルターを使うネルドリップ方式らしいのですが、家庭だと使い捨てで扱いやすいペーパーフィルターを使うのが一般的だと思います。

で、最近は無漂白と呼ばれる茶色の紙フィルターしか見られなくなりました。

これは消費者が真っ白な漂白の紙フィルターは、塩素で脱色しているという間違ったイメージと、無漂白の方が漂白という工程がない分「エコ」だという思い込みから、漂白を敬遠して無漂白を購入した結果です。

以前紙フィルターの紙の匂いが気になって調べてみると、漂白というとハイターに浸けて水で洗い流す工程を想像してしまいますが、実は酸素系漂白剤を使用しているのだそうです。

無漂白フィルターは紙臭さを取るために長時間の水洗い工程があることから、価格も高く、脱臭もイマイチで紙臭さが強いのだとか。

漂白済みのフィルターは紙臭さが少ないらしいのですが、現在は白いフィルターはあまり見かけません。

消費者がパッケージやイメージ先行で選ぶ現在、質や味は二の次になってしまっているのかも。