学生時代からの偏頭痛持ちです。
ストレスから解放される休日に、暑さ/寒さ/タバコ/きつい香水/寝過ぎ/塩分過多などが原因で発生することが多いです。
原因となる事象はなるべく避けるようにはしていますが、やはり夏は暑さの影響で頭痛が起きる頻度が高くなり、休日の度に発生することもあります。
頭痛が発生する前に光が見える前兆現象(いわゆる閃輝暗点)はなく、目の奥の痛み(目を押したり頭を振ると痛い)から始まり、次第にコメカミのあたりから頭全体に広がります。
ひどくなると拍動痛(心臓の鼓動に合わせてズキンズキンと痛む)が起こり、さらに悪化すると嘔吐することもありました。
昔は一度頭痛を起こすと、あまりの痛さに起きていられず、薬を飲んで眠り、起きた時に運がよければ治っている、といった感じで対処が難しく、日常生活に支障が出ていました。
両親も片頭痛持ちなので、実家の常備薬であるバファリンを飲んでいましたが、効いているのかどうかよくわかりませんでした。
頭痛薬は他にもいくつか試しましたが、どれを飲んでも同じような感じだったのですが、10年ほど前、健保組合から配布されたある薬を飲んで衝撃を受けました。
飲んで数分後に痛みが消えたのです。正確には頭がフワフワしたボーっとした状態になり、痛みを感じなくなりました。
長年苦しんでいた頭痛から解放してくれた薬はサリドンでした。
当時は箱で100錠入りが市販されていたのですが、フェナセチンという成分の多量または長期連用の副作用(腎臓への毒性、膀胱がんなど)が問題となり販売中止、配合も少し変わり、現在はサリドンAが後継薬となっています。
当時ほどの即効性はなくなってしまいましたが、やはり効き目は確かなので、欠かせない薬となっています。
サリドンAはピリン系という分類で、イソプロピルアンチピリンが配合されています。
一般的な頭痛薬はほとんどが非ピリン系であり、この成分を配合されたメジャーな薬はサリドンA、サリドンWi、セデスハイしかありません。
サリドンAは他にエテンザミド、無水カフェインが入っていますが、これらの成分が入っている他の頭痛薬が効かないことを考えると、自分に合うのはやはりピリン系なのだと考えています。
ただ近年発売されたサリドンWiはイソプロピルアンチピリンは同量配合されているにもかかわらず、何故かあまり効きません。サリドンWiはエテンザミドの代わりにイブプロフェンが配合されていることや、ごく初期の段階ではコーヒーを飲むと治ることから考えて、サリドンAの配合成分であるカフェインとの相乗作用が効くのかもしれません。
最近市販薬での使用が認められたロキソニンが話題になりましたが、医者で処方されて飲んだことがありますが、解熱の効果はありましたが、頭痛には効きませんでした。
ということで、サリドンAが無くなったら、頭痛外来を受診するしかないかなぁと考えています。