2018年9月15日土曜日

今夏最後の旅行その2

チェックインより1時間ほど早い時間にホテルのロビーに戻ってきたので、ソファーでくつろぎながら本日の夕飯を食べる場所の確認をします。
チェックインして部屋に入って少し休憩した後、5時前にお店に出発。
この日、熱海は夕方に局地的な雨の予報で空には雨雲も見えます。
そんな天気の影響なのか、空が非常に綺麗でした。
よく見ると二重の虹が。少し早めに着いて時間を持て余すかと思いましたが、思わぬ景色が見られて、撮影タイムを終えるとお店の開店時間です。
お客は我々だけ。眺めの良い席で美味しい夕食を食べました。
アジフライが最高でした。この後はホテルに帰って温泉に入って9時には就寝。
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翌朝は朝から結構な雨です。天気が良ければ柿田川の湧水群を見に行こうかと思っていたのですが…。
天気予報を見ると、この後一旦天気が回復し、午後にまた雨になると出ています。
7時前になると雨も上がり晴れ間が見えてきました。
それにしても熱海の空は綺麗です。
ホテルの朝食ビュッフェの後、柿田川へ行くことに決定。水の傍にはトンボがいるのでちょっと期待です。
車で1時間ほど、10時に柿田川湧水公園に到着。20年ほど前に来たことがあるのですが、その頃より整備されている感じがします。
柿田川湧水は、富士山に降った雨水が伏流水となって地下を流れ、湧き出ている場所です。1日に100万トンの水が湧き出ているそうです。昭和40年代にこの水を利用する工場ができ、川はヘドロで汚されたそうです。その後地元の方の保護運動が始まり、住民だけの活動で周辺の土地を買い取り、浄化清掃を続けて保護に努めたのだそうです。現在はほとんどの土地の買い上げが完了しているそうですが、保護運動の会長さん(?)が熱心に第一展望台で寄附を募る演説をされていました。
第2展望台から見える青い水。かつてここにあった紡績工場の井戸なのだそうです。
どこから来たのか中には魚がいました。
あちこちにニホンカワトンボがいます。珍しいアオハダトンボを探していたのですが、見つかりませんでした。カメラを持って歩いていた年配のご婦人と話をしたところ、トンボの写真を撮っている方で、今年はアオハダトンボが少ないのだとか。周辺のアオハダトンボがいるポイントを二か所教えてもらい、このあと行ってみました。
第一展望台からみえる湧水。オニヤンマがゆっくりと飛んでいました。残念ながら展望台を降りていくことはできません。
途中偶然網に入っていた頭とお尻に顔があるように見える小さなクモ。カニグモ科のアズチグモ♀と思われます。
柿田川到着時は晴れていたのですが、段々と曇ってきました。雨が降らないうちに教わったポイントへ。
住宅地の中にある丸池の傍にある湿地。残念ながらアオハダトンボはおらず、ハグロトンボばかりです。
アオハダトンボの羽は青っぽい光沢のある綺麗な色をしていますが、ハグロトンボはその名の通り羽黒です。この時点でもう雨が降る寸前の空模様。
最後に源兵衛川の河畔にある湿地へ。
鰻のいい匂いが漂っていましたが、朝のビュッフェでまだお腹いっぱいです。
ここもハグロトンボばかりでした。
雨が降り出したので、これで旅行は終了、帰路につきました。