2012年12月23日日曜日

オマールエビを食す


スーパーで活きたカナダ産のオマールエビが売っていたので、思わず
購入してしまいました。

本当はオマールロブスターと言って、エビではなくザリガニの仲間らしいの
ですが、ザリガニの仲間と言われるとテンションが下がるので、オマールエビです。

一尾ですが500g以上あったので結構巨大で、パックから出して手に持つと改めてその
大きさに驚きました。これが1,980円は結構お買い得な気がします。



さて、どうやって調理するかは買ったときはあまり考えていなかったのですが、
オーソドックスに身は焼いて食べ、残りはパスタにしました。

まずは解体しなければ始まりません。

出刃包丁はないので、丈夫な料理バサミと包丁でなんとかします。

軽く水洗い。この段階でハサミを振り回すように動いて少しびっくり。

料理バサミで両腕の関節の根元を斬撃して切り落とします。

この段階で尻尾をビシビシ動きます。手に伝わってくる生物的でリアルな動きが
結構気持ち悪かった。ゲームとは違う。

そして胴体と下半身の間を斬撃で一気に分断し、中からエネルギーユニットを奪取…、

ではなく尻尾は裏の殻をめくり剥がします。テレビでそんな風にしてましたので見よう見まねです。

胴体も裏返して口の辺りに包丁を立て、左右に分断。

薄い紫のような体液が出てきます。時間が立つとねっとりと固まっていました。血液なので凝固反応でしょうか。

爪と腕の部分は、料理バサミで両側面を切り、爪の部分は挟みの台尻でぶっ叩いてヒビを入れました。

以上で解体は終了です。

ようやく調理に入ります。

フライパンにオリーブオイルとニンニクのみじん切りを入れ、ニンニクの香りが
立ってきたら、胴体は中身を下に、下半身も中身を下にしてエビを投入。(この段階でもまだ動いていました。)

フライパンが熱くなってきたら、ブランデーを入れてフランベをします。
超いい匂いにつられて、息子も寄ってきました。

あとはバターを投入して蓋をし、少し蒸し焼きにして完成。

まずはシャンパンと焼きオマールエビで乾杯。

身がぷりぷりで甘みがあり、食感も味も最高でした。

つづいてパスタです。殻に残った身を根気よく取り出し、
足も一本ずつ料理バサミで2つに割り、中の身をだします。
殻も捨てずに適当な大きさに切り、パスタソースのダシにします。

フライパンにオリーブオイルとニンニクのみじん切りを入れて
香りを出したところに、巨大な爪と腕を入れて前と同じように
焼きます。この間にパスタを茹で始めます。

爪と腕は焼いたら取り出し、そのフライパンに殻を入れて、
パスタの茹で汁を入れてグツグツとエビの出しを取ります。
そこに、さきほど取り出した身を投入。

本当は生クリームがいいのですが、なかったので牛乳、ブイヨン、アンチョビとみじん切りの
ドライトマト入れて煮詰めます。最後にバターを入れ、完成。

爪と腕は殻を取ります。爪はヒビを入れてあるので、卵の殻を剥くように綺麗に取り出せました。

爪の食感と味がたまりません。パスタの味も最高でした。息子が
言うには、いつも食べているインスタントのエビクリームパスタ
とは比べ物にならないほどの美味しさだったそうです。

多少手間はかかりますが、それに見合うだけの満足感がありました。

ボーナスが無くても(泣)、たまには高級食材での調理と食事は楽しいものです。