2020年6月6日土曜日

アオサナエ

アオサナエを探しに行ってきました。
綺麗な緑色のサナエトンボで一度実際に見てみたいと思っていたトンボです。
清流に生息するということで、朝早起きしての遠征です。現地に7時頃到着。誰もいません。
車を降りて早々に山中を飛翔するヤンマを発見。時間帯からしてキイロヤマトンボ!?と思いながらも捕獲のチャンスはありませんでした。
川沿いの遊歩道を歩いていると、大型のヤンマが何頭も飛んでいます。コヤマトンボと思いましたが、キイロヤマトンボはよく似ているらしいので捕まえてみないとわかりません。
川の岸や中ほどを結構なスピードで広範囲に縄張り飛翔しています。保護色になって見えづらいこともあり、捕獲には結構苦戦しました。

やはりコヤマトンボでした。

サナエトンボの仲間は人が近づくと飛び立って高い木の上の方にヒラヒラと移動してしまうので、飛翔スピードは速くないのですが、捕獲は結構難しいです。何頭か逃しましたが、捕れたのはホンサナエ、家の近くで見られる種です。ヤマサナエもいたように思います。

川沿いを歩いていると、砂地や石の上に止まっている緑のアオサナエらしきトンボがいるのですが、図鑑に書いてあるとおり警戒心が非常に強く、5mくらいが近づける限界です。飛び立つと水面スレスレをもの凄いスピードで飛び回り、すぐに見失います。サナエトンボなのに速い。

12時を回り、疲れと空腹が限界に来たので車に戻りました。
バナナを食べて10分ほど昼寝し、ここで諦めてはいけないという息子の言葉で再び川へ。

流れのある浅い水面のポイントで、今度は長靴で再挑戦。
20mくらいの縄張りを2頭が飛び回っていて、捕獲のチャンスがありそうです。
じっと動かずに慎重に動きを見極めて、近くに来た所でスイング。
外しましたが、上空に飛び去る所を切り替えして網を被せ、水没しながらもなんとか捕獲できました。


本日の目標、アオサナエのオスです。

写真を撮ったらいつもの通りリリース。直後に別のオスと競り合ってましたが、元気に飛んでいきました。

他に捕獲して確認できたのはとアサヒナカワトンボ。
羽化直後のコオニヤンマも見られました。