南会津と日光で本命のミヤマクワガタ♂が捕獲できなかったのですが、まだ8月も中旬に入ったばかり。今もミヤマクワガタは活動しているに違いない、ということで、飽きもせず栃木方面にミヤマクワガタ蹴り採集へ繰り出すことにしました。
インターネットからの情報を入念に収集し目的地を決定。
環境省の自然環境調査Web-GISとGoogleの航空写真、ストリートビューをよく見ながら山深い湿潤そうな環境でクヌギの生えている場所を推測します。
もちろんこれで全てがわかるわけではないので、狙いを定めたら実際に現地に行ってみるしかありません。ポイントは最後は自分の足を使って調べるしかないのです。
ということでお盆の渋滞に巻き込まれないよう早起きして出発し、7時半過ぎには目的地付近に到着。目的の地周辺からクヌギだらけで、目的地につくまでに小一時間蹴り採集をしてしまいました。最初のクヌギでいきなりスジクワガタ♂2匹と♀1匹を発見。クヌギを見つけては車を停めて片っ端から蹴ったり、ゴム製ハンマーでトントン叩いていていきます。
一匹だけ手に取れる高さについているミヤマにも遭遇しました。
結局ミヤマクワガタの♂は大小合わせて7匹、♀は3匹。ノコギリクワガタも少しいましたが、地元周辺にお住まいの採集親子に聞いたところ、この辺はミヤマクワガタがメインでしたね。飼育する以外は逃がして帰りました。
採集者は親子一組しか会わずほとんど人気がなかったのですが、目立つところにある木に、鋼鉄製の重いトンカチで殴ったであろう傷がいくつもありました。木が弱るので傷つけるほど器具で叩くのはやめたほうがいいですよね。
こうして結果の写真だけみると簡単に採れる感じがすると思いますが、どの木にいるかわからないので、とにかく数をこなすしかありません。
目指していたポイント3か所で100本以上の木を確認して、クワガタが落ちてきたのは4,5本というところです。
汗だくになるし、蚊にさされるし、疲れるし、大変な作業です。ある程度好きで楽しめないとやってられません。集まる木がわかっていれば気軽に楽しめるんですけどね、初めていった場所では数をこなすしかないです。