Monday, July 23, 2018

マルタン♂捕獲作戦

多数の黄昏ヤンマが地上4,5m付近を乱舞する様子を目にしながら、網の長さが足りずに敗北した悔しさから、翌日再戦することになりました。
ただ、そのまま臨んでも状況は変わらないので、長い網が必要です。
玉網という堤防釣りなどで使う5m前後の長い網があることを調べていたので、釣り具屋で買っちゃおうかと画策していたのですが、奥様から
「余ってる網でなんとかしなよー」
と一言。役に立つかわからないのに5千円の出費はちょっともったいないかなーと思っていた図星を突かれました。
ということで、
壊れた網を取り外して柄だけにし、もう一本の網とグリップのゴムの端をカッターで切って筒錠にし、二本の柄をジョイント。水中用の浅いネットを2つ縫い合わせて長くし、網をクルっと回して閉じ込められるように改造。など1人で黙々と道具作成作業。
まるで漁師である
数時間の工作で、3mくらいの網が2つできました。まずはコレで挑みます。
さっそく高速を使って1時間以上かかるポイントへ。
今回はマルタン♂が見られるかもしれないということで、奥様も渋々ながら同行です。
--
現地には16時過ぎに到着。ポイントには数回マルタン♀が産卵に来たのが見えましたが、空にはまだ飛んでません。
その後18時頃まで、黄昏ヤンマが現れる気配がありません。前日にはこの時間帯には上空に沢山飛んでいたのですが、時々数頭が飛んでいる程度。
嫌な予感。
日が暮れてきたとは言え、蒸し暑い中2時間も立って待っていれば汗だくです。
帰りたいとはっきり書いてあるような奥様の顔。
前日は18時半頃から上空に沢山ヤンマが現れ、徐々に高度を下げて3,4mの位置まで降りて乱舞したと、自分に言い聞かせるように説明するものの、明らかに今日はヤンマが少なく、その気配がない。
結局日が落ちて19時を過ぎるとヤンマはいなくなり、何の成果もないまま終了。
日によって行動を変えるとは…。
マルタンヤンマ侮り難し。
そう簡単には捕まえさせてくれないようです。
届く範囲に現れれば、私の技術を持ってすれば捕まえることは可能だと思うのですが…。
明け方と夕暮れしかチャンスが無いので、家の近くでないと辛いです。

Sunday, July 22, 2018

ついにマルタンの生息地を発見

今年から本気でマルタンヤンマ探しを始めたのですが、生息地を発見しました。
明け方と夕暮れ時の1時間くらいしか飛翔しないということで、探すのは難しいと思ったのですが、条件が揃う場所には意外といるのかもしれません。
今回発見したのは残念ながら地元ではない場所ですが…。

ただ今回捕獲できたのはメスだけ。小さな池の挺水植物に産卵しに来ている所を2mの網で難なくゲット。池に着いてすぐ、根元が黒っぽい茶色の羽と茶色の尾が目に入り、すぐにマルタンだとわかりました。
拍子抜けするほどあっさりと、稀少な黄昏御三家の最後の種を手にしました。
写真と動画を撮ってリリースです。時刻は17時頃。調べた情報ではそろそろオスが高高度で黄昏時の飛翔を開始する時間なので、その場で待ってみました。高い所を稀に通り過ぎる高速で茶色の羽の中型ヤンマがいるのですが、全く降りてくる気配はありません。
諦めて帰ることに。ところが車を停めた所に戻る途中の山間の開けた場所の上空を見ると、多数の黄昏ヤンマが飛翔していました。まさに乱舞状態。待ち伏せしていたポイントが違ったようです。
沢山いるのですが高すぎて持っている網では到底無理です。
黄昏ヤンマ捕獲マニアの方は6mとかのロッド網を使っている理由に納得です。
ただ6mもあると高速に振ることができないので、違う意味で難しそうなのですが実際どうなんでしょうか。
3mくらいの長さがあれば何とか捕まえられそうなんですけど…。
19時を回ると数も減って飛翔タイムは終了しました。


Saturday, July 21, 2018

地元で大発見

いつもの里山で別のいい感じの湿地ポイントを見つけたので、黄昏時のヤンマ探しを昨日の夕方から開始したところ、高所を高速で飛ぶヤンマを確認。
羽が薄い茶色で黄昏時に飛ぶヤンマといえば…、

マルタンヤンマ!?

息子と期待を膨らませつつ、翌早朝4時に起きて再訪。4時半頃からヤンマが現れました。高所を飛んでいるのは捕獲できないのですが、時折低空を飛行します。
一頭目に捕獲したのはオニヤンマ。
そして二度目のチャンスが到来したところを捕獲。

中型で明らかにオニヤンマではない種です。
目が青いけどマルタンヤンマじゃない。

なんだコレ!

息子と大騒ぎしながらよくみると凄く綺麗です。


青い目に、黄色と黄緑と黒の体。お腹も少し青いです。
これがなんとヤブヤンマ♂。黄昏御三家と呼ばれる希少なヤンマの一種です。
2年前のネアカヨシヤンマ♀に続き、二種目も制覇。しかも自宅近くにいたとは。
コレがいる場所にはマルタンヤンマも生息している可能性があるということで、期待が高まります。
羽が茶色の中型ヤンマも飛翔していたので、マルタンヤンマの可能性がありますが、ヤブヤンマの♀の羽も茶色なので捕獲してみないとわかりません。

Monday, July 16, 2018

虫取りキャンプ旅行

2年前に訪れた裏磐梯へ。前回より1か月以上前の時期でしたが、トンボの種類はほぼ変わらないと思われますが、前回は見られなかったヤンマを捕獲。
緑の金属光沢のある体が特徴のエゾトンボの仲間です。
コヤマトンボ
オオヤマトンボ
良く似ていますが異なる種類のコヤマトンボとオオヤマトンボです。

羽化して間もない発色前のオオルリボシヤンマ。

クワガタは街灯で発見したミヤマのメス一頭と、超小型のオス一頭という寂しい結果でしたが、初めて捕獲できたヤンマには満足です。


Monday, July 9, 2018

クワガタ採集キャンプ

雨予報でキャンセルも考えていた週末の旅行ですが、どうしても行きたいという息子の要望で強行することになりました。
天候が良くなるように神に祈りを捧げていたらしいのですが、当日までに予報は少しずつ良くなり、雨マークは消えていたそうです。それでも出発時点では曇で気温も低く、虫が出てきそうな感じがしません。
大型のミヤマクワガタを捕獲することが今年の目標ということでしたが、現地に到着すると、森の中は曇天の影響で暗く、下草は濡れていてズボンの裾はビショビショ。木を蹴ると水滴がバラバラ落ちてきます。気温は高くないとはいえ、湿度が高いので汗だくにり、なかなか厳しい作業です。

こんな状態でクワガタが落ちてくるのか疑問で、最初のうちは半信半疑で木を叩いていたのですが、意外にも晴れている時とあまり変わらないくらいにクワガタがいました。また段々と雨の音とクワガタが落ちた音の違いもわかるようになってきます。
ただ落ちてくるのはノコギリクワガタばかりで、本命のミヤマクワガタがいません。
2時間ほど経ってようやく最初の小さ目のミヤマクワガタ。その後さらに標高が高いポイントに移動して、霧が立ち込める中での採集でようやく大型のミヤマをゲット。
この時期のミヤマクワガタは羽化して間もないため、黄色の微毛が残っており、金色っぽく見えます。


午後には晴れ間も見えてきて、その後は気温もあがり晴天の真夏の日差しでグッタリになりました。
やはりクワガタがいる木は非常に限られていて、見つけるにはとにかく数をこなすしかありません。
結局ミヤマクワガタは20頭以上捕獲、ノコギリクワガタ、コクワガタは数える必要ないくらいたくさん、スジクワガタも何頭か。カブトムシは1頭みましたが、この時期はクワガタ全盛といった感じでした。最大66ミリを含め2頭の♂を持ち帰り、後は全てリリースです。
2日間の旅程、初日の午前中に捕獲できて安心したのですが、結局採れても採れなくても、延々とクワガタ採り作業が続くことに変わりはないという…。
奥さまは車の中で寝たりスマホを見たり、日陰で手持無沙汰の時間が多く、退屈な時間もありましたが、適度に自然の中でウォーキングもできたりとそれなりに楽しめたと思われます(?)。

夜は定番のバーベキュー。地元で調達したトウモロコシが美味しかったです。

Thursday, July 5, 2018

虫よけ

アウトドアや虫捕りで嫌なのが、虫刺されです。
代表は蚊ですが、ブヨやヌカカ、蜂といった強烈なものもあります。
虫よけスプレーは各種販売されていますが、ハーブなどのオーガニックなものを除く虫よけの有効な成分とされているのはどれも同じです。
ディート(DEET)と呼ばれる成分で、アメリカ軍が第二次大戦で導入したもので、高濃度では人体に神経毒作用をもたらすという少し危険なものだそうです。
少し驚いたのですが、虫がDEETを嫌う理由はわかっていない、けど効くから使われている、という事実です。
わからないけど効くという、おばあちゃんの知恵袋的なことが、当たり前として使われているというのが何だか不思議に思えます。
手術で使われる吸入式の全身麻酔がどうして効くのかもわかっていないらしいです。
で、近年マダニやデング熱などの被害を受けて、市販薬に認められる濃度が大幅に緩和され、従来10%までとされていたDEETの含有量が、30%にまで引き上げられたそうです。
日本のメーカーからも各種高濃度DEET配合製品が発売されていますが、強いので12歳未満は使用不可になっています。アメリカでは98%の高濃度なものもあるとか。
DEETはプラスチックを溶かす成分を含んでいるので、ストッキングが溶けたりするらしいです。そんなもの肌に付けていいのだろうか…。





Wednesday, July 4, 2018

カブトムシ出現

今年は梅雨も早々に明けて、暑くなるのが早いせいか、近所ではすでに大量のカブトムシが発生していました。

こんな感じなので、クワガタがいません。
このポイントは息子が友達に教わった場所で、畑の中の農道沿いに植えられたクヌギの木です。開けた場所に生えている木なので、蚊に刺されなくていいのですが、炎天下なので暑いです。
今週末は息子が楽しみにしているミヤマクワガタ採集の予定なのですが、あいにくの雨予報。確度は翌日並に高いということで、採集は無理っぽいです。