発売は来年2月ですが、
先日無料体験版の
配信が開始されました。
サイボーグの主人公が、
サイボーグの敵を斬って
倒すゲームです。
ルパン三世・石川五ェ門の斬鉄剣のように何でも斬れる刀で、敵だけでなく、画面にある木や柱などの
物体を、自由な角度で切断し、バラバラにすることができる自由切断が大きな特徴です。
敵を斬って体内から自己修復ユニットを奪い取り、握りつぶして吸収することで、
破損したボディーの修復と燃料電池を回復することができます。(何とグロテスクな…)
斬った物体は切断面もしっかりと描画され、物理的に計算された動きで崩れ落ちます。
斬った直後は一瞬切断面が熱で赤く光るという凝りよう。
立体的な物体はポリゴンと呼ばれる平面の三角形を立体的に組み合わせて表現
されています。
普通は予め設計段階でモデリングした物体を動かすだけですが、斬ったことにより
3Dモデルが動的に変化し、しかもそれが物理法則にしたがって個別に動きますので、
非常に複雑な計算で実現されていると思われます。
一体どんなアルゴリズムなのか想像もつきません。相当な技術力です。
さすが未来を切り開く10人の1人としてNews Weekの表紙に選ばれた唯一の日本人
Konamiの小島秀夫氏率いる小島プロダクションプロデュースのゲームです。
(技術的なプログラムはコナミで実現できたものの、ゲームとして成立させることが
できず別のアクションゲームが得意なメーカーが完成させたというエピソードも興味
深いです。)
物体は無限に斬ることができますが、切れた物体を全て描画すると処理しきれ
ないので、古い切れ端から順に消えていきます。
敵は片手を斬ってもまだ攻撃してきますし、足を斬ると「俺の足を返せ!」と這って
近づいてきて攻撃してくるなど、非常に多彩な動きをします。
かなり残酷な表現ですが、日本版はまだ配慮されています。
日本版はサイボーグの人工血液は白で切断面は黒ですが、海外版は赤い血で、
切断面は内臓や骨が描画されており、かなりえげつないものとなっています。
体験版なので製品版がどうなるかわかりませんが、データのローディング時間も
短く、非常に非常に良くできていると思います。
体験版でなんじゃこりゃ!とか、すぐ飽きるというのが山ほどありますが、これは
製品版が楽しみです。(既に購入予約済み)
奥さんは理解に苦しんでいますが、久しぶりに凄いゲームで興奮です。
子供の教育上どうかという話もありますが、ゲームだし、敵はサイボーグだし、
まぁいいじゃんって感じです。
※ゲームと犯罪の因果関係は最新の研究では否定的な見解が多いようです。