Monday, August 15, 2016

CPUクーラー清掃とグリス塗り直し

PCの騒音が酷いということで、筐体を開けて排熱していましたが、埃がかなり積もっていることに気が付きました。
グラフィックカードのファンの羽にびっしり。
ということで、カードからファンを外して掃除機とウェットティッシュで念入りに掃除。ファンとGPUの間にあるグリスもGPUとは異なる位置に付いていたので塗り直したところ、グラフィックカードのファンの騒音はかなり改善されました。
CPUファンも動画再生時などに結構うるさいので、見てみると結構埃が。
ここで何気なく監視ツールを起動してみると、CPUの温度が結構高いことに気付きました。最大温度が100℃近い!
明らかに変です。CPUの熱がCPUクーラーに伝わっていない感じです。
そういえば以前に取り外して掃除したことがあったのですが、CPUとクーラーの間のグリスは気にしていませんでした。
調べてみるとCPUとクーラーの間のグリスは非常に重要で、これがないと熱がクーラーに伝わらないようです。
クーラーを取り外した場合はグリスの塗り直しは必須らしいので、排熱がほとんどできていない状態で何年も使用していた可能性が高いです。よく壊れなかったな…。
ということで、急遽グリスを買ってきました。
グリスは熱伝導性の高いものがよく、ナノダイヤモンド>シルバー>シリコンという順番で、価格も性能に比例します。シリコンは安いのですが、伝導性はシルバーの10分の1以下なので、今回はワイドワークというメーカーのシルバーグリスを購入しました。

700円くらいです。さっそくインテル標準のへっぽこCPUクーラーを取り外して、塗り直しです。
LGA775のファンとヒートシンクには埃がついているので、掃除機で綺麗に吸い取ります。
グリスは乾いた感じで隙間がいっぱいあります。熱が伝わらないわけです。
ウェットティッシュでグリスを拭き取って、シルバーグリスを塗布します。

CPUの方も綺麗にして、グリスを少し。あとは重ね合わせ時に押し付けて密着させます。
慎重にマザーボードにCPUクーラーを取り付けて、PCを再起動。
同一条件で作動させて、塗り直し前後で温度やファンの回転数を比較すると、明らかな違いです。高負荷時でも70℃くらいに留まります。CPUクーラーを性能の良いものに取り換えれば、さらに温度は下がると思いますが、とりあえずはこのくらいでよしとしました。