Saturday, January 30, 2016

洗髪シャワー水栓交換

ネットで注文したシャワー水栓が納品されたので、さっそく取替え作業です。
KVK製KF358から、KVK製KM5271Tに交換します。
交換にあたっては、既設製品の取り外しが可能かを十分に確認する必要があります。取り外せれば、互換製品であれば取り付けは可能と思われます。
施工説明書には、専用工具G26とG11を使うとありますが、専用工具でなくても施工はできますし、作業スペースや障害物の状況によっては専用工具でも施工ができない場合もあると思います。
今回施工に必要な工具は、水栓とシャワーを固定しているフランジという6角ナットのような部品を回す道具です。開口が45mmのレンチが必要ですが、この幅のレンチはほとんどありません。この大きさになると、一般的にはウォーターポンププライヤーと呼ばれる水道配管工事用専門の道具を使うようです。
ウォーターポンププライヤーは幅が段階式のものが多いので、今後の汎用性を考慮しMF230という最大60mmまで無段階調節ができるレンチを購入しました。既設取外しが可能か実際に試してみましたが、洗面台下に潜り込んで、天井部分の作業をすることになるので、かなり難しいです。
まずは既設の水栓を取り外します。混合水栓からは、入力側の湯と水のホース、出力側の混合水が出ていくホースの3つのホースが出ており、洗面台の下に接続部分があります。
入力側の湯と水との接続は、ウォシュレットの時と同じクイックジョイントです。半透明の保護カバーを外して、クイックファスナーの口が開いてていない方を横に押せば外れます。
後は接続部の金具の上部を持って、下部を引っ張れば抜けます。水が漏れるかと思いましたが、大丈夫でした。
シャワーホースとの接続部分もリングを押し下げて引っ張れば簡単に取り外せます。こっちは外したら水が若干出ました。油断して袖がビチョビチョになりましたが、取り付けは楽勝であることを確信。やはり難関は、洗面台からの水栓とシャワーの取り外しです。
洗面台に潜って、上を見上げると左のような感じです。かなり狭く、洗面ボウルを固定している部品などが邪魔です。購入したレンチはそれほど大きくないのですが、このスペースでの使用はかなり困難でした。角度や取り回しを替えながら、少しずつ回します。頑張って90度くらい回したところで、あとは指でクルクルと回せました。
フランジを外したら、水栓もシャワーも上から引っ張り上げます。穴の縁には約10年でこびり付いた汚れが。取替え時しか掃除できないので、この機会に綺麗にしました。
汚れは固化していましたが、アルミタワシに歯磨き粉を付けてあまり力をいれずに擦ったら綺麗になりました。業者さんだと、こういうのはやってくれないですね。たぶん。
新しい方のKM5271Tも当然クイックジョイントなので、簡単に取り付けられました。ということで、あっという間に接続完了。工具G26がなくても、ビンの蓋をあけるゴムで水栓を掴んで、曲がらないように押さえてもらえば大丈夫だと思います。
施工時間約1時間半でした。掃除が結構時間かかった。
水栓とシャワーが変わるだけで、かなり洗面所の印象が良くなりました。
シャワーとストレートの切り替えはプッシュボタンになり、シャワーは水跳ねが少ない細かい水流になったので、使いやすさも格段によくなりました。少し高かったですが、金属タイプにして正解でした。TM5271Tは工事費込みで5万円がネット通販の相場なので、2万円弱の節約になりました。下調べは結構大変でしたが、工事自体は簡単でした。出来栄えに満足すると同時に、最初からこんな感じの水栓を付けといてくれても良かったんじゃないかという思いも…。