Friday, May 22, 2015

メンタリスト(海外ドラマ)

海外ドラマって凄く沢山ありすぎて、自分にとって面白いのを探すのが難しい。
最近見始めてすっかりハマッてしまったのが、メンタリスト(原題:THE MENTALIST)というアメリカのドラマです。
天才的な観察力、洞察力、推理力、記憶力、催眠術を持つ主人公パトリック・ジェーンさん(男性)が、警察に協力して殺人事件を解決するというストーリーです。
「羊たちの沈黙」など一昔前に流行った心理分析官モノとは一味違い、私は1話を見た後、面白くてシーズン1~3まで69話を一気に見てしまいました(現在シーズン4を視聴中)。
面白さを簡潔に例えると、刑事コロンボとシャーロックホームズと半沢直樹のおいしい所を取ったような感じです。

あんまり面白そうじゃないと思ったそこのあなた!

私の例えが下手なだけなので、ハードルを下げて見れば楽しめます。楽しめなくても怒らないでください。

主人公は自分が誰よりも賢いと思っています。人を見ただけで出身や趣味思考、隠し事(浮気を暴くのが得意)などを瞬時に推理することができちゃいます。殺人の被害者の身元も、地道な調査をしている鑑識や検死官を横目に、いとも簡単に推理してみせます。まるで「君たちはムダな作業ばかりで、時間とお金を浪費している」と言わんばかりです。
ケンカはからっきしで銃も撃てないけど、頭が良くて口が達者なので、売られた口げんかは倍以上にして返し、相手に赤っ恥をかかせるのが得意です。
警察署では地道な調査作業は他人にやらせて、ティータイムとソファーで居眠りが日課。現場に行っても突入時は安全な所に隠れ、犯人が逃走すると「ほら、逃げたよ捕まえないと」と同僚にお任せする。

話だけ聞くとスゲー嫌な奴じゃん!

しかしこの主人公を演じる役者(サイモン・ベイカーさん)がなんとも憎めないキャラで、攻撃する相手は犯人だったり、腹立つ権力者や金持ち、マフィアのボスだったりするので、非常に痛快なのです。

並外れた記憶力で、カジノでは数千万円は簡単に儲けてしまうというレインマンも真っ青な能力を披露したり、人を即座に催眠術で操ってみたり、自分の体温や心拍数を自由に変えられたり、メンタリスト何でもできるじゃん!と、いう感じです。小学生だったら、

将来なりたい職業:メンタリスト

と書いてしまうことは間違いありません。

そんなメンタリストも、霊媒師で詐欺をしていた過去に連続殺人犯を怒らせて家族を殺されており、後悔と罪悪感に苦しんでいます。警察の殺人課の仕事に協力しながら、犯人へ復讐を目的に生きているという悲しい一面を持っています。

登場するレギュラーメンバー4人も個性的でドラマの魅力を支えています。

綺麗なのかそうでないのかよくわからない小柄な女ボスのリズボンさん、無口で冗談も通じないが、実は仲間思いで意外に笑わせてくれるシーンも多いチョウさん、正義感が強くて頼もしいが、単純で実は女性のことしか考えてない気もするリグスビーさん、名前は変だけど超美人な新米捜査官ヴァンペルトさん。

基本的に1話完結ですが、主人公が警察に協力するきっかけとなった謎の連続殺人犯レッド・ジョンを追う継続ストーリーが各シリーズに2,3話あります。
1シーズン23話で構成されており、既にシーズン7まで作られていて、全米視聴率トップの人気ぶりです。シーズン8も始まるとか始まらないとか。

現在BS258の無料チャンネルDLifeでシーズン1を放映中です。
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