市販サイズのパンが焼けると思っていたら、届いた焼き型は想像していたより随分と小さい。
一斤で市販サイズなら立方体のはずなので、ちょっと考えたらわかるのですが。不覚。
まぁ買ってしまったものは仕方ない。
今週は奥さんの希望もあって、角型食パンではなく、山型の食パンを作ることにしました。
しかも、外はカリッとして中はもちっとした「フランスパン生地の食パン希望」というリクエスト。
なかなか難しい課題を…。
調べた結果、どうやら「ハードトースト」というパンのようです。
砂糖を加えずに高温多湿で焼き上げる必要があるとのこと。
さらに最強力粉という初めて聞く小麦粉が必要で、イースト菌の餌となる砂糖を使わないので、
変わりにモルト(麦芽)を入れます。どちらも家にないので、早速ネットで購入。
作り方はいろいろあるのですが、1次発酵の待ち時間を夜間にするため、今回も低温長時間発酵
を試すことにしました。
【材料】
最強力粉(スーパーキング) | 200g |
強力粉(カメリヤ) | 70g |
水 | 180cc |
ドライイースト(カメリヤ) | 2g |
モルトパウダー | 2g |
塩 | 5.5g |
バター | 5g |
最強力粉は、ゴールデンヨットとかスーパーキングとか、外国産のものが主流のようです。
作業開始 21:30
1.ボウルに小麦粉を計量して入れ、塩も混ぜておく。
2.水はひと肌に温めて、イーストとモルトを入れてかき混ぜる。
3.2を1に入れてかき混ぜ、グルグルかき回す。
4.手で適当に少しこねる。手にかなり引っ付くようになってきたら、溶かしたバターを投入。
5.ツルツルになってきたらひと塊に丸めて、ビニール袋に入れ、冷蔵庫へ。
本日もこれで終了 22:00
翌朝 5:30起床。さっそく冷蔵庫チェック。
なんだか前回に比べると膨らんでいない。モルトと砂糖の違いかもしれません。
袋から出して生地を延ばしてみると、ちゃんと膜ができるているのでたぶん大丈夫。
打ち粉をした作業台で2つにして丸め、30分のベンチタイム。丸めて焼き型へ。
今回もコタツ内発酵。
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仕方がないので、オーブンレンジの発酵機能を使い35℃で80分、ようやく最上部まで到達。
霧吹きで庫内と生地の表面を湿らして、オーブンに投入。
すると、いきなりお餅のように一部がぷっくり膨らみました。
なんで?
とりあえず見守っていると、数分で上部に焼き色が。やはりこのままでは焦げるので、
アルミホイルを被せました。この時ちょっとビビッて温度を190℃に下げてしまいました。
その影響か35分経過後に取り出して切ってみると、中心部がほんの少し生っぽい。
200℃でさらに15分焼いてみました。
イメージしてた見た目とはちょっと違いましたが、フランスパンのバリっとした表面に
中身はもっちりの食パンができました。匂いも味も、生地の感じもフランスパンです。