で、最近は無漂白と呼ばれる茶色の紙フィルターしか見られなくなりました。
これは消費者が真っ白な漂白の紙フィルターは、塩素で脱色しているという間違ったイメージと、無漂白の方が漂白という工程がない分「エコ」だという思い込みから、漂白を敬遠して無漂白を購入した結果です。
以前紙フィルターの紙の匂いが気になって調べてみると、漂白というとハイターに浸けて水で洗い流す工程を想像してしまいますが、実は酸素系漂白剤を使用しているのだそうです。
無漂白フィルターは紙臭さを取るために長時間の水洗い工程があることから、価格も高く、脱臭もイマイチで紙臭さが強いのだとか。
漂白済みのフィルターは紙臭さが少ないらしいのですが、現在は白いフィルターはあまり見かけません。
消費者がパッケージやイメージ先行で選ぶ現在、質や味は二の次になってしまっているのかも。