Friday, July 6, 2012

ヒッグス粒子って何ですか?


少し前に発見の兆候が報じられたということすら記憶にないヒッグス粒子と呼ばれる素粒子。
今回その存在確立が99.9999%となる実験結果が出たそうです。

「物質の最小単位は原子ですよ!」

と幼少時代に刷り込まれた影響か、原子より小さい世界の理論がなかなか頭に入りません。

科学者にとっては当たり前の「現在の科学でわかっているのは」という前提がないので、我々凡人は

「物質の最小単位は原子だとテストに出したじゃないか!あれはウソだったのか!」

と憤慨してしまいます。

原子、陽子、電子、中性子、素粒子、ニュートリノ、ダークマター、ミノフスキー粒子、GN粒子…

何がなんだか、体系的に全く理解できない…(後の方はジョークです、念のため)

ダークマターはアナキン君をダースベーダーにしたダークサイドパワーではないことは
最近理解しましたが…。

ヒッグス粒子は、半世紀前に存在が予言された17個の素粒子の中で、存在が確認されていない
最後の素粒子で、物質に質量を与えるのだそうです。

と説明されてもわかったようなわからないような。

今回の実験で存在確立が非常に高くなったものの、100%ではなく確定ではないので
「ヒッグスボソンと思われる新粒子の存在の強い兆候を観測」といった表現になっているとのこと。

Both(=The ATLAS and CMS) experiments see strong indications for the presence of a new particle, which could be the Higgs boson.

さて、この機会に恥を忍んで子供向けのページで基礎知識を身につけました。

大強度陽子加速器施設HP 陽子のP君の解説ページ

ということで原子は原子核と電子で構成され、原子核は陽子と中性子から構成され、陽子と中性子は
素粒子で構成されているという階層関係のようです。

ビッグバンによって生まれ、絶え間なく流動していた素粒子が、ヒッグス粒子によって質量を持って
動きが鈍くなり、くっついて物質になったということで、全ての物質を生み出した「神の粒子」と
呼ばれているそうです。

また、現在存在が確認されている物質は宇宙の質量のわずか4%で、残りの96%は未確認なのだとか。(96%のうち23%はダークマターで、残りは正体不明の暗黒エネルギーと考えられているのだそうです)。

無い物があと96%あるとどうしてわかるのかもわかりませんが、

だから何なのだ、という話です。

我々の実生活には何ら影響もない、宇宙の始まりに関するいわばロマンの話です。

実は賢い人たちが、研究費をもらうのと凡人をおちょくるために考え出した架空の理論かもしれません。

ヒッグス粒子。どうでもいいですが、もう少しかっこいい覚えやすい名前にすればいいのに。

またすぐに忘れてしまいそうです。