曇天で時折薄く陽が出るくらいですが風もあり、いつもの里山ではほとんどトンボが確認できませんでした。
ですが午後はダメ元で昨年保護活動で草刈りを行った別の湿地に行ってみました。
そこは元々はやはり田んぼだった所に人口の池を作った場所です。
入口付近から見る限りトンボの姿はなく、網を持たずに散策を開始。
何もいなさそうでしたが、池の近くで息子がヤンマの姿を確認。
私も一瞬ですが見えました。すぐさま車に戻って網を持参。
しばらく待っていると、上空に飛翔体が現れました。かなり上空を飛んでいましたが、スーッと湿地の奥地に降りてきて、ヨシの間をフワフワと飛び始めました。
間違いなくアオヤンマです。捕獲して確認が必要です。
しかしアオヤンマが飛んでいるのは、水たまりにヨシの生えた地帯で、靴では入れません。息子に長靴を取りにいってもらう間、アオヤンマを観察。
せわしなくヨシの中をメスを探して飛び回っています。1頭だけでなく数頭いることがわかりました。急いで長靴に履き替えて、湿地へ突入。
動きをみながら網の上に来たところをすくい上げてネットイン。
確認するとやはりアオヤンマでした。
まだ綺麗な個体です。羽にはクモの巣が付いてました。
アオヤンマはクモが好物なのです。
1年ぶりに見る綺麗な緑色の複眼と、緑と水色の体色を
じっくり観察して写真を撮り、リリースです。
この場所は狭くどん詰まりのトンボが捕獲しやすい地形ですので、
今夏はここをチェックすることに決めました。
かなり車で入りづらい場所なのですが、
車を降りてすぐにポイントに行けるのはかなりのメリットです。