Saturday, September 2, 2017

何故かまたまたクワガタキャンプ

8月中旬に今夏最後のはずのミヤマクワガタ採集に繰り出したのですが、夏も終わりの9月初旬、息子の嘆願により泣きの1回。大型ミヤマクワガタの捕獲を目指すキャンプ旅行へ。ツインリンクもてぎのログキャビンに予約が取れたので、行ってみました。「ツインリンクもてぎ」はMotoGPの開催地として知られているホンダのレース場なのですが、ファミリー向けのテーマパークとして力を入れているようで、キャンプ場などもあります。夏休みはカブトムシ採集イベントなどもやっています。
台風が関東地方の週末を邪魔しそうな感じで停滞していたのですが、土曜の昼からの回復予報を信じて強行。朝から小雨の状態で出発しましたが、道中結構な雨。
10時頃に現地到着したのですが結構な雨でしたので、とりあえず夕方に予定していた地元のスーパーでの夕飯BBQの買い出しを先に済ませることに。国産の牛肉、茂木特産(?)という「松きのこ」という松茸の形をした椎茸などを購入してから、昼前にツインリンクもてぎに入場。
あいにくの天気ですが息子は採集する気満々です。奥様は遠慮ということでホテルの入口で降ろし、ロビーでおくつろぎタイム。
息子と二人で雨が上がり晴れ間が見え始めた天気の中、ハローウッズという森へ。
入口付近のガイドのお姉さんにミヤマ情報を聞いてみると、もうかなり減っているけどいることはいる、運と頑張り次第とのこと。
急速に回復し始めた天気の中、蹴り&叩き作業を開始。
森の中は気温は低めで、雨上がりで湿っています。ミヤマクワガタがいそうな条件は整っていると思うのですが、採れる感じがしないなぁと思いつつ、片っ端から蹴っ飛ばし&ゴム製ハンマーでトントンをしながら進むローラー作戦。この森は結構広いし、クヌギだらけなので大変です。
開始から30分程何のクワガタもないまま少し開けた所に出たところで、息子がコクワガタの♀の落下を確認。成果がない状態が続くと辛くなってくるのですが、少しやる気が出たので周辺を探索。コクワガタの♂も落ちてきました。
どんどん進めていくと、私が蹴った木からボトっという大きな音とともに枯れ葉の上に落ちました。すかさず息子が確認
「うおー、ミヤマだ。デカい!」
という声が、誰もいない森に響きました。明らかにこれまで採集したものと段違いのサイズです。

微毛もだいぶ擦り減った生き残り個体。でもまだ元気です。68ミリです。70ミリに達すると大型らしいのですが、しょぼい定規で雑に測っているので、ちゃんと測ったら70ミリいってるかも!?
結局二日間に渡り200本以上の木を蹴ってミヤマが落ちてきたのは1本だけ。運よく最初の方で落ちてきたので良かったですが、根性がないと捕獲は難しいと思います。クヌギが多すぎて…。
キャンプ場のフロントには最近採れたという73ミリのミヤマクワガタが飼育ケースで展示されていました。スタッフさんの話によると、70ミリを超えるとネットオークションで高値で取引されるらしいです。78ミリが40万円で落札されたことがあるとか。死んでも標本としての価値があり、日本固有のクワガタで海外でもマニアの人気があるとか、大人も目の色が変わりそうな話を色々聞きました。
息子は68ミリと引き換えに、以前採集したミヤマは逃がしたり、ツインリンクもてぎに遊びに来ていた子供にあげていましたが、園内で再会した際に「くわハンターのお兄さん」「くわ神様」などと呼ばれていたのが笑えました。
採集したミヤマクワガタは大事に飼育して、寿命が来たら標本にするそうです。