Friday, July 22, 2016

清和県民の森でミヤマクワガタ捕獲作戦

ミヤマクワガタ捕獲における今夏最大の作戦。清和県民の森のロッジに宿泊して捕獲を試みることにしました。
ここはネットでミヤマクワガタが生息している情報がいくつか見つかる場所です。7/10に日帰りでキャンプ場の木を蹴って回った時は全くでしたが、今度は宿泊してよく探してみようというわけです。
ここにはキャンプ場、オートキャンプ場、ロッジ村があります。
キャンプは自分でテントを張って夜を明かす場所です。オートキャンプは本来キャンピングカーで宿泊するスペースですが、ミニバンやRV、SUVなどを駐車した横にテントを張るみたいです。車が傍にあるので荷物の積み下ろしが楽です。
我が家はテントなど持っていないので、ロッジに泊まります。
ロッジと言っても、風呂もトイレもエアコンもない小屋です。
温室育ちの人間が果たしてそんな所で一夜を過ごすことができるのか。しかも真夏に…。
ロッジは家型と高床式のキノコ型の2タイプがあるのですが、ロッジ型は500円で扇風機が使えるそうです。キノコ型はそもそもコンセント自体がない、ということで迷わず家型を選択。
布団は無し、板間にカーペットの敷かれた部屋で、毛布とシーツが貸してもらえます。こういうことが趣味のご家庭では、寝袋や空気で膨らますエアーベッドなどを持ち込むらしいのですが、我が家にそんなものはありません。カーペットの床で寝ます。
そんな環境なので、一応奥様を誘ってみましたが完全に拒否されました。
食事はもちろん付いていません。そもそも屋外で自炊を楽しむのがキャンプの醍醐味なので当然です。我が家の目的はあくまでミヤマクワガタ探しなので、「コンビニめし」で済ませることに息子も同意していましたが、ずっとクワガタ探し、暑い小屋で床に寝て、食事も買い食い、これでクワガタも見つからなかったら単なる拷問になってしまいます。
炊事場はあるし、コンパクトな道具もあるので、炭火焼きバーベキューをすることにしました。バーベキューとなると荷物が一気に増えます。
  • ユニセラTG
  • 火消壺(中にオガ炭を格納)
  • 炭バサミ
  • アルミタワシ(網洗浄用)
  • カセットボンベ
  • トーチバーナー
  • 鍋+鍋蓋(湯沸かし用)
  • 使い捨て皿
  • 割りばし
  • 自家製BBQタレ
  • 2Lペットボトル×2本(水用)
  • 保冷バッグ(食材用)
  • 十徳ナイフ
私はあまり飲めないのでアルコールはなし。その代わりに白飯が必要です。ユニセラと鍋で炊飯しようかと思いましたが、吹きこぼれたり焦げると面倒なので、以前美味しさに驚いたレトルト白米で対応。鍋で湯を沸かして温める計画です。

ロッジ村入口。この後ろに5台分くらい駐車場があり、さらに少し奥に進んだ所にも駐車場があるようです。

坂を上ると管理棟と停車場があります。ここに車を停めて、荷物をロッジに運びます。一輪の手押し車(通称ネコぐるま)を貸してくれます。

ネットにキノコ型のロッジは写真が結構あるのですが、家型の写真は少ないです。5棟並んでいて、テラスは向かい合わないよう配慮されているようです。

テラスにはテーブルと長椅子が3つあります。庇はありますが、雨の場合はキノコ型と違ってテラスでのバーベキューは無理です。

小屋の中はカーペット敷きで、毛布が10枚ありますが布団はありません。トイレも風呂もエアコンも何もないです。さすがに電灯はあります。
チェックイン時に敷きシーツと、毛布カバーが1人1枚ずつ渡されます。
今回は毛布を3枚縦に並べてシーツをかけてなんとか寝ましたが、布団がないと2泊は不可能な感じでした。蛍光灯の電気はありますが、コンセントは有料の扇風機またはヒーター専用らしく、鍵がかかっています。

エアコンがないので扇風機必須と思っていたのですが、この日はとても気温が低く、扇風機はいらないと思うとの管理人さんのアドバイスでした。

そう言っている管理棟の裏に回るとしっかりとエアコンの室外機が。(ずるい!!)
この気温と小雨の中ではクワガタは活動しないと思っていましたが、息子はミヤマクワガタがいっぱい捕れると夢見てたようです。

というのも、ロッジ村内でミヤマクワガタの死がいを発見したから。いるにはいるのでしょうが…。他の家族がバーベキューの用意をする中、我々はクワガタ探しに歩き回りました。その後疲れたので、小屋に戻って昼寝。午後5時、日も暮れてきたので夕飯の準備に入ります。

ミヤマクワガタは見つかりませんが、とりえあずバーベキューを楽しみます。
野菜は自宅から持参。肉はここに来る途中にスーパーで購入。君津ICから向かう途中の緑色のスーパーに寄ったのですが、肉の品揃えに失望して、ジャパンミートに戻って和牛とソーセージと焼き鳥を調達。
レトルト米を大量に食べて、自然の中で息子も私も大満足の夕食でした。
夕食の後片付けをした20時頃、ロッジ村内の灯りを見て回りましたが、蛾が集まっているだけ。取りあえず深夜まで寝ようということで、小屋で窓を開けたまま寝たのですが、23時半に寒くて目が覚めました。体が冷え切っていて、ガタガタ震えるほどです。
無駄とわかっていましたが、息子が納得しないので、車でキャンプエリアも見て回りましたが、蛾しかいませんでした。
途中の道でシカが飛び出してきたのにはビックリ。
こうして今夏最大の作戦は、残念ながら惨敗に終わりました。